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猫の咳は様子見していい? 考えられる原因と動物病院へ行く目安|獣医師解説

猫が咳をしていると、「様子を見ても大丈夫?」「病気のサインでは?」と心配になりますよね。猫の咳にはさまざまな原因があり、早めに動物病院を受診したほうがよいケースもあります。

この記事では、猫の咳の原因や対策、すぐに受診したほうがよい症状について、ねこのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。

猫の咳でよく見られる原因

口を開ける猫
Photo by Getty Images
猫が咳をしている原因としては、下記が比較的よく見られます。

・猫喘息→ハウスダストやカビ、たばこの煙などへのアレルギー反応により咳が出ます。
・猫風邪→ウイルスや細菌感染により喉に炎症が起こり、咳が出ます。重症化すると肺炎になることも。
そのほかには、心臓病、肺腫瘍、誤嚥性肺炎なども咳の原因として挙げられます。また、毛玉を吐こうとするしぐさが咳に似て見えることもあります。

こんな咳は要注意! 早めに動物病院を受診すべき症状

眠る猫
Photo by Getty Images
猫に咳症状が見られた場合は、数回程度で収まる場合を除き、基本的には動物病院の受診をすすめます。なかでも、下記のような症状が見られたら緊急性が高いと言えます。

・食欲や元気がない
・熱っぽい
・苦しそう
・口を開けて呼吸している

猫が咳をしているときのケアや治療

くつろぐ猫
Photo by Getty Images
猫が咳をしているとき、家庭ではできるだけ安静に過ごせるようにしてください。喘息が原因の場合は、こまめな掃除や空気清浄機の活用をおすすめします。

猫風邪が原因の場合は、温度と湿度を適切に保つこと、栄養価の高い食餌、多頭飼育の場合は隔離してケアしましょう。

動物病院では、咳の原因を特定するために触診・聴診を基本とし、必要に応じてレントゲン撮影を行います。疑う病気によっては、血液検査やエコー検査を行います。

猫喘息や猫風邪では投薬治療のほか、ネブライザーを行うことがあります。心臓病や肺腫瘍、誤嚥性肺炎が原因となっている場合は緊急性が高く、特に服薬が難しいコの場合は入院治療が必要となることが多いです。

季節によって猫の咳が増えることも

くっつく猫たち
Photo by Getty Images
寒くなる時期や春先は、猫風邪の症状が表れやすい時期です。症状が出たら早めに受診するようにしましょう。

飼い主さんができる対策としては、猫が快適に過ごすことができるよう、空調を利用して室温を調整したり、加湿器や除湿器を使い湿度調整をしてあげてください。また、定期的にワクチン接種をし、猫風邪の原因ウイルスに対する免疫を維持することも大切です。

猫喘息の場合は、原因となるアレルゲンが増える季節に悪化します。こまめな掃除や早めに空気清浄機の利用を開始したり、時期が近くなったらあらかじめ病院に相談して、お薬を処方してもらうと安心でしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
取材・文/柴田おまめ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
※記事の内容は2026年1月時点の情報です。
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