1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. 猫は飼い主さんを「大きな猫」だと思っている!?  4つの根拠を専門家が解説

猫と暮らす

UP DATE

猫は飼い主さんを「大きな猫」だと思っている!?  4つの根拠を専門家が解説

猫は自分に危害を加えない相手を「仲間」として受け入れ、本来猫同士で交わすしぐさを向けることがあります。飼い主さんへの挨拶や甘えも、その延長にあるふるまいの一種。「猫は飼い主さんを大きな猫だと思っている」という説を唱える学者もいるほどです。

そこで今回は、その説の根拠となる4つの猫の行動を取り上げ、哺乳動物学者の今泉忠明先生に詳しく解説していただきました。

【根拠1】コミュニケーションの取り方が血縁者

スリスリをするラブくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生の猫は群れをなさず、基本的に単独行動。敵や獲物となるほかの動物からは身を隠しますし、猫同士であっても、ケンカを避けるために距離を置いて生活しています。

しかし、親子やきょうだいなど親しい関係であれば、相手を受け入れて交流をもつことも。本来は人も敵とみなして警戒するはずですが、信頼関係を築いた飼い主さんは別格。スリスリやふみふみ、鼻チューなど、特別なしぐさでコミュニケーションをとってくることがあります。

【根拠2】警戒心を置いてきたような距離感

抱っこされるスコティッシュフォールド・ロングヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
単独行動かつ、警戒心が強いのが本来の猫。たとえ敵意がない猫同士でも、30cm以上近づくことは稀でしょう。それ以上の近さでくつろぐのは「近接行動」と呼ばれ、親子やきょうだいなど限られた相手にしか見せない行動です。

ところが、飼い主さんとくっついて寝る猫や、寄りかかって密着してくる“0距離”な猫は多数。このコたちは、飼い主さんに対しての警戒心がほぼ0ということなのでしょう。

【根拠3】わが子を見るような目でストーキング

出待ちをするブリティッシュショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
本来であれば、猫が誰かのあとをついて歩いたり、そばで待っていたりすることはありません。例外があるとすれば、子猫の様子を見守るために母猫が一緒に行動する、という場面くらいです。

つまり、飼い主さんを追いかけるような猫はきっと「そばでちゃんと飼い主さんを見ていなきゃ」と心配しているのでしょう。愛情や信頼を寄せている相手にのみ見せる行動といえそうです。

【根拠4】愛あるプレゼント攻撃

おもちゃをくわえるラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
野生の猫の暮らしにおけるプレゼント行動といえば、獲った獲物=食料を分け与えることを意味します。これも基本は、母猫が子猫にする行動。まだ狩りができない子猫に世話を焼いているのです。

飼い猫は狩りをすることも獲物と対面することもありませんが、暮らしのなかで擬似行動を見せることが。猫からすれば、飼い主さんは“母性”をくすぐる存在なのではないでしょうか。
このように、猫は自分より大きな飼い主さんに対して、同じ猫のように接することがよくあります。そんな様子を猫が見せてくれたときは、飼い主さんを親しい相手と認めている証拠。優しく受け止めてあげましょう。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2026年3月号『本来ならあり得ない見せないあの行動、じつは理由がありました。猫は飼い主さんを大きな猫だと思っているんだって!』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る