「梅雨寒」という言葉があるように、梅雨は湿度だけでなく肌寒さにも悩まされる季節です。それは猫も同じはず。できるだけエアコンを使い、室温や湿度を一定に保ちたいものですね。そのほかにも愛猫のために心がけたい、梅雨寒対策のポイントをご紹介します。
安心して寝られる場所をつくろう
猫は野生時代の習性から、日中のほとんどを寝て過ごす動物です。気温の変化が大きい梅雨の時期も快適に過ごせるよう、落ち着いて寝られる環境を整えてあげたいですね。そろそろ猫ベッドを夏物にかえる時期ではありますが、春先まで使っていたベッドもまだしまわず、もうしばらくそのままにしておきましょう。
今までどおりに、あたたかく安心して寝られる場所があれば、梅雨寒の季節でもストレスなく、ゆっくりと休むことができるでしょう。
体をなでて血行をよくしよう
梅雨どきは、猫が温度や湿度の変化を嫌ってあまり動かず、寝ている時間が長くなりがちです。じっとしている時間が長く続くと、全身の血のめぐりが悪くなるおそれがあります。そんなときは、頭からしっぽまで体全体をまんべんなく、大きくなでてあげましょう。
体をなでてあげることで血行がよくなり、猫がイキイキするだけでなく、飼い主さんとのコミュニケーションにも役立ちますよ。ただし、なでられるのを嫌がる猫には、無理にするのはやめましょう。
晴れた日は太陽光で刺激しよう
ひなたぼっこが大好きな猫ですが、雨の多いこの時期はなかなか日に当たることができず、ストレスを溜めてしまうことも。少しでも晴れた日があればカーテンを開けて、できるだけ太陽の光に当ててあげましょう。
ポカポカした太陽の光がよい刺激になり、猫はまったりした気分になったり、外の様子にワクワクしたりして、いつもの調子を取り戻してくれるはずです。
人も猫も快適に過ごせるように
飼い主さんが健康であってこそ、愛猫も元気に暮らすことができるというもの。調子をくずしがちな梅雨の時期は、愛猫のことだけでなく、どうぞ飼い主さん自身も体調に気をつけてくださいね。人も猫も快適に過ごせるように工夫しながら、梅雨寒の季節を乗り切りましょう!
参考/「ねこのきもち」2016年6月号『じめじめした気候で猫のテンションも下がりがちだから… 梅雨どきの快適指数アップ術』(監修:王子ペットクリニック院長 重本仁先生、ペットライフコンサルタント 「ねこままホテル」オーナー 薬師寺康子さん、エフシージー総合研究所暮らしの科学部部長 環境科学研究室長 農学博士 川上裕司先生)
文/朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。