猫にも気分がいいときや、悪いときがあります。猫がそのときの気分を言葉で伝えることは難しいですが、気分や気持ちをしぐさで表現することも。今回は、7つのしぐさからわかる猫の気分を紹介します。普段の様子と比べてみてくださいね。
目をそらすのは降参しているのかも
猫が相手をじっと見るというのは、敵意を表します。ケンカになるので野生の猫は、ほかの猫とほぼ目を合わすことをしません。
そのため飼い猫の場合も、立場が弱いときや、逆らう気がなく降参を示すときには目をそらすのです。
鼻をなめるのは落ち着きたいから?
食事以外のときにペロペロと舌なめずりをしたり、鼻をペロッとなめたりするのは、不安や葛藤を抱えているのかもしれません。このしぐさは、緊張をほぐしたり、自らを落ち着かせたりするための転位行動のひとつと考えられています。
耳だけを動かすのは音が気になるから
音がちょっと気になる程度のときは、音がする方向に耳だけ向けることがあります。音がする方向に顔を向けなくても、耳を向けるだけでより音に集中できるのです。さらに音が気になる場合は、顔全体を音のほうに向けるでしょう。
猫も考えるときは顔をかしげる
「不思議だな」と感じる場面や、「なんだろう?」と集中して考えるときに顔をかしげることがあります。また、そのしぐさがかわいいと飼い主さんが喜ぶ様子を見せると、それを学習して習慣的にすることもあるようです。
目を閉じるのは親愛のあいさつ
愛猫の名前を呼んだときや目が合ったときに、まばたきのようなしぐさをすることはありませんか?これは猫にとってのあいさつで、「好きだよ」の気持ちを伝えているのです。このとき飼い主さんも同じように目を閉じてあげると、猫を安心させることができますよ。
口まわりをなめるのは満たされているとき
猫はきれい好きなため、食事後に口まわりをなめて清潔を保とうとします。そのため、このしぐさが見られたときは、食べたことに満足していて、おなかと心が満たされている状態です。
びっくりすると目を真ん丸にする
大きな音がしたり、目の前の様子が急変したりしたとき、緊張と興奮によって一瞬で瞳孔が最大限に開くことがあります。猫の目がいつも以上に真ん丸になっているでしょう。真ん丸になった目は、まわりの安全が確認できると元に戻ります。
愛猫がやっているしぐさはいくつありましたか?猫のしぐさにはさまざまな気分や気持ちが表現されています。愛猫がこんなしぐさをしていないか、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2020年12月号『見るだけで「表情」を早読み!うちのコは今イイ気分?ワルイ気分?』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/hare
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。