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性別や猫種の違いはあるの?甘えん坊猫の傾向を解説

猫の飼い主さんたちは、よく「甘えん坊な性格」という言葉を口にしますが、甘えん坊な猫とそうでない猫がいるのはなぜでしょう。また、性格の違いに性別や猫種は影響するのでしょうか。
今回は、甘えん坊な猫たちの傾向と、かまってあげられないときにすねることはあるのかを帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生に解説いただきました。

甘えん坊な猫の傾向 ~性別による違いはあるの?~

ブラッシングする猫(アメリカンショートヘア、メス)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ある米国の猫専門獣医師へのアンケート調査によると、不妊手術を終えた猫でも、オスとメスの行動に違いがあることが示唆されています。友好性、家族への愛情深さ、遊び好き、活発さ、ほかの猫への攻撃性などでその傾向を見ると、オスとメスでは次のような違いがあらわれます。

オス猫…友好性、家族への愛情深さ、遊び好き、活発さが高い
メス猫…怖がり、ほかの猫や家族への攻撃性が高い

オスは自分の欲求に忠実に動くのに対し、メスは状況をよく見てから動く傾向もあるのだそう。そのため、どちらかといえばオスのほうが甘えん坊と思われることが多いようです。

甘えん坊な猫の傾向 ~猫種による違いはあるの?~

横たわる猫(メインクーン、メス)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
前章で紹介した米国機関の調査によると、ラグドールがダントツで愛情深いという結果が出ました。ラグドールは名前の由来に"ぬいぐるみ"という意味をもつ品種で、抱っこされて可愛がられるような従順な性質なので、甘えん坊になりやすいのかもしれません。

同じ調査でラグドールの次に愛情深さの評価が高かったのが、ミックスの短毛猫。また、友好性がある猫という評価では、ラグドールとメインクーンが高いという結果がでました。

愛情深い猫…ラグドールとミックスの短毛猫が高評価
友好性がある猫…ラグドールとメインクーンが高評価

愛情深さや友好性は、人との距離を縮める要素になります。そのため、これらの猫種には甘えん坊と思われる猫が多いかもしれません。

番外編 ~かまってあげられないと猫もすねるの?~

眠る猫(ロシアンブルー、オス)
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
甘えん坊な猫は、飼い主さんが忙しくてかまってあげられないと、すねるのでしょうか?

猫もすねることがあるのかについては微妙なところですが、かまって欲しいときにかまってもらえない状況が続くと、猫にストレスが溜まります。あまりに関わりが少ないと、求めても得られない無力感から、ずっと寝ているようになることも。

猫がもとめているものや、甘えたい気持ちの中身はわかると思うので、時間のあるときにたっぷりと気持ちを満たしてあげましょう。
性格には個体差があるので、ここで甘えん坊といわれなかった猫種や性別の猫だって、身近な人に甘えたいときはあります。猫の方から甘えてきたときは、思う存分に甘えせさせてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『あなたに可愛がってほしいからあの手この手で♡甘えん坊な猫たち』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※猫の性格には個体差があります。
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