一緒に暮らしている猫が、ふと気付くとじっと見つめてきたり、部屋を移動するとあとを追ってついてきたりすることはありませんか?その行動、実は愛猫からの“要求”のサインかもしれません。
見つめるしぐさや、あと追いの理由について、猫の気持ちをのぞいてみましょう!
じっと見つめるのは“要求”のサイン!
猫同士がじっと見つめ合うのは“威嚇”のサインですが、飼い主さんを見つめるときは別。ずばり“要求”のサインです。
じっと見つめると、飼い主さんがなでてくれたり遊んでくれたりと自分にとってうれしいことをしてくれたという経験から、そうした欲求があるときは飼い主さんを見つめればいいということを学習しているのです。
あと追い=一緒にいるのが当たり前!?
家中で飼い主さんのあとをついて歩いたり、帰宅時に玄関で待ち伏せていたり、トイレの前で出待ちしていたり。これらの行動は、猫にとって「飼い主さんと一緒にいるのが当たり前」になっているからかも。
また、猫がゴハンや遊びを求めていて、飼い主さんがそれに応えることでこの行動が習慣化しているケースもあるでしょう。なでたり話しかけたりすると満足するコもいるようです。
飼い主さんと離れられなくなる「分離不安症」に注意!
愛猫がくっついてまわる姿はかわいいですが、これが極端になると、飼い主さんがいなくなると粗相をしたり鳴き続けたりする「分離不安症」になってしまうことがあるので注意が必要です。
甘えてきたときにはたくさん甘えさせる一方で、普段から留守番にも慣れさせるなど、飼い主さんと離れても大丈夫なようにしておくと安心ですね。
かわいい“あと追い姿”を激写♪
「早く出てこないかにゃー」
部屋から出てくる飼い主さんを待っているのは、スコティッシュフォールドのビビコちゃん。ドアを見つめて、今か今かと待ち構えていますね。
「お風呂、終わった?」
茶×白MIXのまるくんは、飼い主さんのお風呂を出待ち中。足ふきマットの上できっちり香箱座りをして待つお利口さんです。
「ぼくも連れてってー!」
まだ子猫の、黒MIXのココくん。飼い主さんを追ってお風呂場まできたものの、ジャンプができず壁に張り付いてしまっています(笑)ここでイイコにして待っていようね!
一見クールに見える猫ですが、あの手この手で飼い主さんの気を引こうとする甘えん坊さんも多い模様。それもひとえに、大好きな飼い主さんにかわいがってほしいから♡
愛猫のしぐさや目線を感じたら、愛情いっぱいに返してあげたいですね!
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『あなたに可愛がってほしいからあの手この手で♡ 甘えん坊な猫たち』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
文/Ru-Rie
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。