猫が好き
UP DATE
多頭飼育崩壊現場から保護された子猫。病気発覚など逆境を乗り越え、新しい飼い主と幸せに暮らす
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、ふきちゃんとの出会いのエピソードなどについて、飼い主さんにお話を伺いました。
多頭飼育崩壊現場から保護。過酷な環境で暮らしていた
飼い主さん:
「保護当時のふきちゃんの体重は1.6kgとあまりにも小さく、当初は子猫だと思われていたそうですが、歯が生え揃っていることなどから、生後半年は過ぎているのではないかと考えられたそうです」
さまざまな逆境を乗り越えて、懸命に生きるふきちゃんの姿をInstagramで見守っていた飼い主さんは、「このコに会ってみたい」と、ふきちゃんが参加する譲渡会に足を運んだそうです。
飼い主さん:
「当時のふきちゃんは、ボランティアさんたちに『ひまわりちゃん』と呼ばれていました。とっても可愛いお顔と、譲渡会の会場で緊張して縮こまる猫が多いなか、足をおっぴろげて毛繕いをする姿に愛着が湧いて。すぐに譲渡のトライアルをお願いしました」
人なつっこくて甘えん坊! トライアル初日から、ふきちゃんの順応性の高さに驚き
「ふきちゃんは、一通り歩き回ってお部屋探索を終えると、また私たちの足元に来てごろりん。ナデてみると、ゴロゴロと喉を鳴らしてくれました。
もっとびくびくして、シャーシャー言われるのを覚悟していたので…拍子抜けするとともに、ふきちゃんの甘えっぷりに私たちはデレデレでしたね(笑)」
ふきちゃんを家族に迎え、笑顔と癒しの日々がスタート

遊びの途中でよく頭や足をぶつけたり、テーブルや棚の端を歩いてずり落ちたりすることもあるようで、ご夫婦はふきちゃんのドジな姿にいつも笑っているのだとか。

飼い主さん:
「ふきちゃんは、自分より大きいふわふわのベッドやぬいぐるみを咥えて運んだり、戦うのが得意で。一生懸命すぎるふきちゃんの姿は、毎回おもしろすぎます(笑)
また、ふきちゃんはとても甘えん坊で、私たちの顔の近くや膝の上でたっぷり甘えてから、全体重を預けて身を任せて眠ってくれます。
私たち夫婦にとって、ふきちゃんは待望の猫ちゃん。ふきちゃんと家族になって、笑顔と癒しの日々が始まりましたね」
飼い主さん:
「生まれてから保護されるまで、多頭飼育崩壊現場という厳しい環境で過ごし、子宮蓄膿症も乗り越えて出会ったふきちゃん。そんなふきちゃんを、精一杯幸せにしてあげたいなと思う一心です。
健康に気をつけながら、甘えん坊なふきちゃんを存分に甘やかしてあげたいです。そして、できる限りの時間をふきちゃんと過ごしていきたいなと思います」
取材・文/雨宮カイ
UP DATE