猫が好き
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「どちらか1匹」のつもりが、娘の訴えで双子の保護猫と家族に 3人の子どもの献身的なお世話ですくすく成長!

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、2匹との出会いのエピソードなどについて、飼い主さんにお話を伺いました。
「猫を家族に迎えたい」と考えていたときに、保護された2匹のことを知った

しばらくして、生まれて間もなく野良の母猫に育児放棄された双子の子猫の里親募集情報を目にしたといいます。
そしてご家族は「どちらか1匹を家族に迎える」ことを決め、保護主さんに連絡をしたそうですが、娘さんのある言葉がきっかけでもう一度考え直すことになったそうです。
「ふだんワガママを言わない次女が『お母さんとも会えなくなったのに、姉弟を離れ離れにしないで! もう誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントもいらない。何でもするから、2匹まとめてうちのコにして』とお願いしてきたんです。
『もし1匹だけなら我慢する。一緒に引き取ってくれる人のところへ行ったほうがいい』という娘の思いを聞き、とても悩みました。
きょうだい猫を飼っている人に相談したり、再び家族内でたくさん話し合いをしたりして、改めて『2匹一緒に家族に迎えたい』という思いを保護主さんに伝えたんです」
「こんぶともずくがくっついて寝たり戯れている様子を見守っていた保護主さんも、『このコたちの幸せを考えると、一緒にいたほうがいいのではないか』と思ってくれたそうです。保護主さんのはからいもあって、2匹とも我が家に迎え入れることが決まりました」
初めての猫との生活。家族全員、2匹にメロメロに!

3時間おきの授乳や排便のサポートなど、子猫のお世話は大変なこともあったけれど、飼い主さんの3人のお子さんたちも積極的にお世話に参加してくれているそうで、家族みんなで2匹の成長を見守っているといいます。
「うちに来てすぐ、体温が下がらないようにパジャマの左右のポケットに1匹ずつ入れて夜中の授乳を担当した長女や、『2匹を離さないで!』と懇願した次女、末っ子の三女は妹や弟ができた気分で、2匹に向かって『お姉ちゃんがやってあげるよ!』と言いながら、いろいろお世話をしてくれています」
「2匹を家族に迎えて、『みんなこんなに猫好きだったの!?』と自分たちでもびっくりするくらい、私たち家族はすっかり2匹にメロメロです!」
「2匹を引き離さなくてよかった」と思う日々


なにか悪さをしてどちらかが注意されているときは、もう1匹が「まぁまぁ」みたいな感じでそばに寄って慰めているのだとか。
飼い主さんはそのような2匹の姿を見ると、「やっぱり姉弟なんだなと感じ、2匹を引き離さなくてよかった」といいます。
飼い主さん:
「『このコたちはお母さんを知らない。本当なら、今はまだお母さんと一緒に行動してるんだよな』と思うと、切ない気持ちになることがあります」
「とにかく『うちに来て幸せだ!』と思ってもらえるように、これからも2匹を大事に育てていきたいと思います」
取材・文/雨宮カイ
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