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シニア猫になっても食欲は変わらず!つまみ食いを挑戦するも徒労に終わったお話【連載】渋ネコししまるさん#152

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 ししまるの朝は、食べ終えたご飯入れをなめ回し、2階にある妹分まるこのご飯入れのチェックをするところから始まります。

 最適な量の朝ご飯を食べ終わったにもかかわらず、胃腸が弱いまるこ用のご飯の味に“味をしめた”のか、弱い足腰を思うと無理はして欲しくないのに、ししまるはわざわざ2階へ食べにいく様になりました。

「そろそろご飯が出る時間かな」

 僕が2階に行ってみると、すでに空っぽの受け皿の前でしばし考え込む様なそぶりをした渋猫は、隅っこの残りカスのような、もしかしたら埃かも知れない物体を舌を器用に使いザリザリと舐め回していました。

「むっ!?ししまるの反応あり」

「またご飯が沸いて出てくるかも知れない」と希望を持って待ち続けていたししまるでしたが、結局は耐えきれず水をがぶ飲み。緑色の陶器の水入れから、ぺっちょぺっちょと不器用に口元へ運んだので鼻の穴に水が入ってしまい、連続のくしゃみからの嘔吐。驚くこちらをよそに、すっきりした顔のししまるは、また何事も無かったかのようにまるこのご飯入れの前で考え中。

 まるこはししまるの後ろから皿の様子を観察していましたが、やがて興味の対象がししまるへと移り、盗み食いが出来なかった高齢猫の尻尾の辺りを、白くて柔らかな手で挟んでからひと噛みしました。

「日々鍛えてまっせ」

 ししまるはたまらずシャッと威嚇したものの、威嚇に慣れてしまったまるこを制止することは出来ず、ししまるはおずおずと1階へと降りて行きました。

Taco(たこ)プロフィール

東京在住の漫画家・イラストレーター・キャラクタデザイナー。びゅうたびライターとしても活動中。
「ちいさな猫を召喚できたなら」「3匹のちいさな猫を召喚できたなら」「ぷっちねこ。」(徳間書店)など、好評発売中。「ちいさな猫を召喚できたなら」は重版後、中国版・韓国版・インドネシア版も発売。
現在、Web上では不定期に新作漫画を更新中。詳しくは以下のSNSへ。
・Instagram
 Tacoのインスタ: @tacos_cat
 ししまるのインスタ: @emonemon
・Twitter@taco_emonemon

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