愛猫を家族に迎えるときに、まるで運命のようだと思える出会いを果たした人もいるようです。
今回紹介するのは、Instagramユーザー
@tenkuu_1026さんの愛猫・空(くう)ちゃん(取材当時1才/アメリカンショートヘア)。飼い主さんも、空ちゃんとの出会いに運命を感じたと話します。
里親募集をしていた空ちゃんを見つけて、運命を感じた
飼い主さんと空ちゃんとの出会いは、今から1年前のことでした。とある里親募集施設で、新しい飼い主を待っていた子猫がいたのだそう。そのコが、空ちゃんでした。
空ちゃんは、「生まれつき後ろ足が開いている」との理由で、施設にやってきたのだといいます。
ちょうどその頃、猫と暮らすことを考えていた飼い主さんご家族。飼い主さんのお父さんは「黒色のアメリカンショートヘアを迎えたい」と熱望していたそうで、家族に迎えるコを探していたのだとか。そんなときに、空ちゃんの里親募集情報を知ったのだといいます。
飼い主さん:
「空のことを知ってすぐに施設の方に連絡をとり、会いに行きました。初めて空の顔を見たとき、『あっ、このコだ』と、運命的な何かを感じたんです」
その後、ご縁があって、飼い主さんご家族は空ちゃんを迎えることとなったのでした。
後ろ足に不安があるも、空ちゃんは元気いっぱいに成長!
生後約2カ月の空ちゃんを迎え、猫との暮らしをスタートさせた飼い主さんご家族。
迎えた当初の空ちゃんは、後ろ足の開きの影響なのか、猫じゃらしで遊んでいてもうまく踏ん張れないことがあったり、足を気にしながらジャンプをすることもあったといいます。
しかし、空ちゃんは成長するにつれて気になるしぐさは見せなくなり、元気いっぱいな姿を見せてくれたそうです。健やかに育つ様子を間近で見て、ご家族は安心したといいます。
嬉しい変化を見せてくれた空ちゃんですが、飼い主さんご家族も空ちゃんと暮らすようになって、こんな嬉しい変化があったそうです。
飼い主さん:
「空が我が家に来てくれたことによって、家族団欒の時間が増えたと思います。今までだったら、夕飯後などはすぐに自分の部屋に行っていた私や弟も、自然とリビングにいることが多くなりましたね」
空ちゃんはツンデレだけど、とっても優しいコ
とにかくツンデレなコだという空ちゃん。自分の気が乗らないときは、なでても猫じゃらしを持っていってもまったく興味を示さないそうですが、放置されすぎるのも嫌なようで「かまってよ!」とアピールしてくることもあるのだとか!
(写真上から)空ちゃん、弟猫・天くん。キャットタワーを買ったのに、まったく興味を示さなかった空ちゃん。しかし、数カ月後に突然登るようになって、ドヤ顔を見せていたそう。今では空ちゃんの一番お気に入りの場所だそうです。
@tenkuu_1026
飼い主さんご家族は空ちゃんを迎えた5カ月後に、新たに天くん(取材当時、生後11カ月)を家に迎えました。天くんを迎えたことで、空ちゃんの優しさを感じたといいます。
飼い主さん:
「天が来たばかりの頃は、毎日威嚇して本当に仲良くなれるのかと心配でしたが、今では毎日ごはんの前に家中を駆け回ってみたり、天がちょっかいをかけて取っ組み合いをしていたり。気づいたら狭いベッドで一緒に寝ていたりします。
飼い主が先に空と遊んでいて天が横入りしてきたときなんかは、空はいつも天に譲ってあげています。『空は本当に優しいコだな』と改めて感じましたね」
とても仲が良い空ちゃんと天くん。飼い主さんは2匹のやりとりを見ていると、「姉弟みたいな、親子みたいな関係だと感じる」と話していました。
これからも2匹にたくさんの愛情を注いでいきたい
2匹の愛猫・空ちゃんと天くんと楽しく暮らしている飼い主さんご家族。2匹とも人の気持ちを察するのが上手だそうで、飼い主さんが落ち込んでいるときなどはいつも近くにいてくれるのだそう。
飼い主さんは、「『1人じゃないよ』って言ってくれてるみたいで毎回励まされている」といいます。
かけがえのない家族となった空ちゃんと天くん。飼い主さんは2匹への思いを、このように話していました。
飼い主さん:
「これからも家族の一員として、楽しい毎日を過ごしていけたらいいなと思っています。空や天が我が家に来て良かったと思ってもらえるように、これからも家族全員で2匹にたくさんの愛情を注いでいきたいです!」
写真提供・取材協力/Instagram(
@tenkuu_1026さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ