猫が好き
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道路の真ん中でうずくまっていた子猫を保護 泥水を飲んで生きていたコが手にした新たな「猫生」

飼い主さんご夫婦が保護しなければ、むーちゃんは今、この世にいなかったかもしれません。
道路の真ん中でボロボロの子猫がうずくまっていた

急いで車から降りた飼い主さんは、「轢かれないように」と、とりあえず子猫を道の端に寄せてあげようとしたそう。すると、子猫は飼い主さんにすり寄ってきたのだとか。

「夫の『このまま置いていけないな』の一言で、うちのコになることが決まりました。子猫を保護してその足で一旦職場に向かい、その後すぐに動物病院へと向かったんです」

また、食べるものがなかったのか、子猫のお腹には何も入っておらず、ウンチがとれなかったのだとか。「きっと虫はいるだろう」とのことで薬を処方してもらい、家に帰ることになったのでした。

「あとで近所の人に聞いたのですが、保護するまでの数日間、むーはひとりでヨタヨタ歩いていて、泥水を飲んでいたようでした。近所の人には、もう無理だと思われていたようです。あの日、むーと出会えて本当によかったです」
今でも印象に残っている出来事が

保護した頃のギューくんと比べると、むーちゃんの体の大きさはあまりにも小さく、心配になることもあったといいます。
「むーの汚れた体を拭いてあげたときのことです。拭いているうちにどんどん臭くなり、よく見ると、体やしっぽはウンチだらけでした。
思い切ってシャンプーをしてみると、あたたかくて気持ちよかったのか、むーは手のひらの上にいる状態で初めてのウンチをしたんです。しかも大量の虫入り! 夫とかなりびっくりしましたが、本当に愛情がブワッと湧いてきた瞬間でしたね」
甘えん坊なむーちゃん 先住の2匹とも仲良しに!
むーちゃんは飼い主さんご夫婦だけでなく、先住の2匹にも甘えるようですが、しつこくしすぎてたまに怒られてしまうことも。
でも、むーちゃんはまったく気にしていないようで、飼い主さんは「スーパーポジティブだなと思う」といいます。

「ともは特に猫が好きだとは思わなかったのですが、ギューが来たときから、本当に仲良くやってくれています。2匹はプロレスが好きで、よく楽しそうに遊んでいます。
ともとむーはプロレスはしませんが、むーに優しく接するともの姿を見ると、ほっこり癒されます」

「私たちが仕事から帰ってくると、留守番中はそれぞれ好きなところで寝ている3匹が集まり、毎日玄関でお出迎えしてくれます。
そして、私たちがいるのを確認してから、ともとギューはプロレスをはじめ、むーは私たちに抱っこされながら、2匹のプロレスの様子を見ています。とても幸せな時間ですね」
「ともだけのときは、多頭飼いはとても無理だと思っていました。ギューが来たときは、2匹が仲良しなのはたまたまで、これ以上は無理だと思いました。
そこに、むーが来て、まさかみんな仲良くしてくれるとは…。本当に、とも、ギュー、むーに感謝しています。このコたちと私たち夫婦、これからもみんなで仲良く暮らしていきたいですね」
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