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見かけ倒し? 動物界で1、2を争うビビリでビリ【ざんねんな猫の生態】

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体が大きく見える猫ほど、実は○○!

体が大きい=強いというのが、動物界の一般的なルール。では、猫の世界ではどうでしょうか?

今にもケンカを始めそうな、にらみあっている猫2匹。より体を大きく見せて威嚇している猫のほうが強く見えますよね。

真実は、逆! 弱い猫ほど自分に勝ち目がないのをわかっているので、できればケンカをしたくありません。そこで、精一杯毛を逆立てて、背中を高〜く上げ、大きな口を開けて、体を大きく見せる努力をします。

「ほら、私ってこんなに体が大きいのよ。恐いでしょ? 大きな私とケンカしたら大変よ!」と威嚇して、ケンカになる前に相手の戦意喪失を狙うのです。言わば、弱い猫流の護身術といえるでしょう。

「弱い犬ほどよく吠える」という言葉がありますが、「弱い猫ほど大きく見える」というのが猫界のルールのようです。

長所がネックに! 動物界一、長距離走に不向きな猫

俊敏性にジャンプ力、体の柔らかさと、運動能力の高さが自慢の猫ちゃん。足ももちろん速いのですが、実は「短距離に限って」という注意書き付きです。

猫の爪は出し入れが自由なのは、みなさんご存じですよね。獲物をつかまえたり、木に登ったりした時に役立つ爪ですが、こと長い距離を走ることには不向きなのです。

長距離走が得意な犬などは、爪をスパイク代わりにして走ります。その点、猫は爪を出しっ放しにできないので踏ん張りがきかず、長い距離では他の動物にかなわないのです。さらに、猫は飽きっぽく集中力が続かない動物。そもそも、長距離走に不向きな性格なので、動物界ではたぶんビリ…。

トラやヒョウなど、爪が出し入れできるほかのネコ科の動物も、同様に長距離は不向きといえるでしょう。ただし、チーターは速く走ることに特化した進化を遂げたため、爪は出たまま。ほかのネコ科の動物よりは、長く走れるようです(それでも動物界では長距離が苦手の烙印が押されています…)。

[監修]今泉忠明先生
哺乳動物学者。「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長。
「おもしろい!進化のふしぎざんねんないきもの事典」「おもしろい!進化のふしぎ続ざんねんないきもの事典」(ともに高橋書店)など、著書多数。

出典/「ねこのきもち」2017年12月号『ざんねんな猫の生態』
イラスト/モリヤ リョウコ
文/ヤマモト トモミ

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