1. トップ
  2. 猫が好き
  3. エンタメ
  4. 癒し
  5. へその緒がついた子猫を保護して2年が経過 先住猫たちに見守られながら成長した姿にほっこり!

猫が好き

UP DATE

へその緒がついた子猫を保護して2年が経過 先住猫たちに見守られながら成長した姿にほっこり!

「なによりこの命を守らなきゃ! なにがなんでも生きてもらわなきゃ! ただただそれだけでした」——こう話すのは、Instagramユーザー@sun_growth_diaryさん。

突然の出会いにより、まだへその緒がついている産まれたばかりの子猫・SUN(さん)くんを保護することになったといいます。
ミルクを飲むSUNくん
@sun_growth_diary
そんなSUNくんは、現在2才のおとなの猫になりました。SUNくんや飼い主さんご家族は、どのような日々を過ごしているのでしょうか。

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、SUNくんとの出会いのエピソードやいまの暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2021年1月/2023年6月に取材)お話を聞きました。

娘さんが通っている幼稚園で、子猫がひとりぼっちで鳴いていた

まったりするSUNくん
@sun_growth_diary
2020年10月、娘さんが通っている幼稚園の先生が「誰か周りに子猫を飼える人がいないでしょうか?」と相談してきたのだそう。話を聞くと、園庭にある倉庫の中から猫の鳴き声が聞こえ、見に行くと産まれたばかりの子猫が1匹で鳴いていたといいます。

先生から連絡をもらった飼い主さんは、実際に子猫を見に行くことにしたのでした。
飼い主さん:
「びっくりするほど小さく、まだへその緒がついている状態の子猫を見て『なによりこの命を守らなきゃ! なにがなんでも生きてもらわなきゃ!』と思いました。 主人と子どもたちも同じ気持ちだったので、小さな小さな子猫を連れて帰ることにしました」
ブランケットに包まるSUNくん
@sun_growth_diary
子猫に「SUN」と名づけた飼い主さんご家族。それには、このような願いが込められていると話します。
飼い主さん:
「保護した日が3日だったこと、その日は娘の運動会で娘が3位をとったこと、それから太陽(SUN)のようにみんなを温かく包み込んでくれるような存在になりますように、との願いを込めて名づけました」

初めての「乳飲み子猫」のお世話がスタート

見つめるSUNくん
@sun_growth_diary
飼い主さんご家族は、産まれたばかりの子猫を育てるのは初めての経験でした。不安もあったけれど、獣医さんにアドバイスをもらったり、わからないことがあるとその都度ネットで調べたりと、授乳や排泄などをはじめ手探りのお世話が始まったといいます。
飼い主さん:
「とにかく温かくすることが最優先だと知り、湯たんぽやホッカイロで絶えず温かい状態を保たなければいけないのが一番気がかりでした。 最初の頃はSUNちゃんが息をしているかとても不安で、10分おきくらいに確認していました。SUNちゃんのためにできることはしてあげたい…という気持ちでお世話をしていましたね」
気持ちよさそうに眠るSUNくん
@sun_growth_diary
保護したときはまだ目も開いておらず、へその緒がついた状態だったSUNくん。獣医さんに「生後2週間生きられなければ安心できない」と言われたこともあったそうですが、飼い主さんご家族の献身的なお世話により、SUNくんは少しずつ大きくなっていったのでした。

甘えん坊で活発なコに成長!

可愛いポーズをするSUNくん
@sun_growth_diary
成長したSUNくんは、生後約4カ月に(1回目取材時)。先住猫にいつもちょっかいを出したり、おもちゃやボールを投げると走って追いかけて持ってきたりと、活発な性格だといいます。

また、とても甘えん坊だそうで、SUNくんの甘えっぷりにご家族みんなメロメロになっているようです。
飼い主さん:
「私たちの姿が見えないと、SUNちゃんはすごく寂しそうな声で鳴きます。抱っこするとゴロゴロ言いながら甘えてくるところが、本当に可愛いです。

赤ちゃんの頃から使っているブランケットをお母さんだと思っているのか、昼間寝るときはそのブランケットをチュパチュパふみふみしながら寝ることが多いです。夜は私の布団で腕枕で寝ていて、本当に甘えん坊さんですね 」

優しい先住猫たちに見守られる日々

先住猫に見守られるSUNくん
(写真左から)ふくくん、SUNくん、そうくん
@sun_growth_diary
飼い主さんの家には先住猫のそうくん、ふくくんがいますが、2匹はSUNくんのことを温かく迎えてくれました。

長男のそうくんは猫に対しては基本的に塩対応だけれど、SUNくんのことは「あ、いたの?」というくらいあっさり受け入れ、いつも遠くから見守ってくれているのだそう。
見つ合うSUNくんとふくくん
(写真左から)SUNくんとふくくん
@sun_growth_diary
次男のふくくんはすごく甘えん坊なため、SUNくんにヤキモチを妬かないか心配もあったそうですが、SUNくんのお世話を積極的にしてくれたのだとか。その様子に、飼い主さんご家族は驚いたといいます。
飼い主さん:
「ふくは、SUNちゃんがまだ赤ちゃんだった頃はずっとそばを離れず、SUNちゃんが鳴くと私を呼びに来てくれたり排泄のお世話をやろうとしたり。いくら噛まれても蹴られても、一生懸命耐えて優しく毛づくろいする姿は、まさにお母さんのようでした。

ふくも子猫の頃にお寺に捨てられていたのですが、ふくの穏やかさは『もしかしたら仏の心が宿っているからではないか…』と家族で話すほどです(笑)

そうとふくがとても優しく穏やかな性格で、ふたりには本当に感謝しています」

【その後に迫る!】現在のSUNくんの様子は?

見つめるSUNくん
SUNくんは2才に!
@sun_growth_diary
前回の取材から2年が経過し、SUNくんは2才になりました。その後、SUNくんはどのようなコに成長したのでしょうか。飼い主さんに改めてお話を聞きました。
——現在のSUNくんの様子はどうですか?
飼い主さん:
「小さな頃から自由奔放な性格でしたが、それは2才になったいまでも変わりません(笑) いまでも遊ぶことが大好きで、我が家に来てからずっと赤ちゃんのような性格で楽しませてもらっています。

また、元々獣医さんから『小さめなコ』とは言われていましたが、やはり成猫になっても小柄です。兄猫たちがどちらかというと大きめなので、比べてみると見た目も赤ちゃんみたいです」
眠るSUNくん
おとなになったSUNくんは、ひとりの時間を大切にするように。しかし、気づくと飼い主さんのそばにいたり同じ布団で寝ていたりするといい、「そのような姿を見ると幸せな気持ちになります」と飼い主さん。
@sun_growth_diary
——改めてになりますが、SUNくんとの出会いを振り返り、いまどのようなことを思いますか?
飼い主さん:
「SUNちゃんは、いまではすっかり家族の一員として過ごしてくれています。そんなSUNちゃんには、『あのとき我が家をずっとのおうちに選んでくれてありがとう』と言いたいです。

愛猫たちは、三者三様ほんとに個性があってみんな愛おしい存在です。これからも一日でも長く、一緒に穏やかな時間を過ごせることを心から願っています」
SUNくん
@sun_growth_diary
たくさんの人に見守られているSUNくんは、今日も飼い主さんご家族のもとでのびのびと暮らしています。
写真提供・取材協力/Instagram(@sun_growth_diaryさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
CATEGORY   猫が好き

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫が好き」の新着記事

新着記事をもっと見る