猫が好き
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へその緒がついた子猫を保護して2年が経過 先住猫たちに見守られながら成長した姿にほっこり!
突然の出会いにより、まだへその緒がついている産まれたばかりの子猫・SUN(さん)くんを保護することになったといいます。
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、SUNくんとの出会いのエピソードやいまの暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2021年1月/2023年6月に取材)お話を聞きました。
娘さんが通っている幼稚園で、子猫がひとりぼっちで鳴いていた
先生から連絡をもらった飼い主さんは、実際に子猫を見に行くことにしたのでした。
「びっくりするほど小さく、まだへその緒がついている状態の子猫を見て『なによりこの命を守らなきゃ! なにがなんでも生きてもらわなきゃ!』と思いました。 主人と子どもたちも同じ気持ちだったので、小さな小さな子猫を連れて帰ることにしました」
「保護した日が3日だったこと、その日は娘の運動会で娘が3位をとったこと、それから太陽(SUN)のようにみんなを温かく包み込んでくれるような存在になりますように、との願いを込めて名づけました」
初めての「乳飲み子猫」のお世話がスタート
「とにかく温かくすることが最優先だと知り、湯たんぽやホッカイロで絶えず温かい状態を保たなければいけないのが一番気がかりでした。 最初の頃はSUNちゃんが息をしているかとても不安で、10分おきくらいに確認していました。SUNちゃんのためにできることはしてあげたい…という気持ちでお世話をしていましたね」
甘えん坊で活発なコに成長!
また、とても甘えん坊だそうで、SUNくんの甘えっぷりにご家族みんなメロメロになっているようです。
「私たちの姿が見えないと、SUNちゃんはすごく寂しそうな声で鳴きます。抱っこするとゴロゴロ言いながら甘えてくるところが、本当に可愛いです。
赤ちゃんの頃から使っているブランケットをお母さんだと思っているのか、昼間寝るときはそのブランケットをチュパチュパふみふみしながら寝ることが多いです。夜は私の布団で腕枕で寝ていて、本当に甘えん坊さんですね 」
優しい先住猫たちに見守られる日々
長男のそうくんは猫に対しては基本的に塩対応だけれど、SUNくんのことは「あ、いたの?」というくらいあっさり受け入れ、いつも遠くから見守ってくれているのだそう。
「ふくは、SUNちゃんがまだ赤ちゃんだった頃はずっとそばを離れず、SUNちゃんが鳴くと私を呼びに来てくれたり排泄のお世話をやろうとしたり。いくら噛まれても蹴られても、一生懸命耐えて優しく毛づくろいする姿は、まさにお母さんのようでした。
ふくも子猫の頃にお寺に捨てられていたのですが、ふくの穏やかさは『もしかしたら仏の心が宿っているからではないか…』と家族で話すほどです(笑)
そうとふくがとても優しく穏やかな性格で、ふたりには本当に感謝しています」
【その後に迫る!】現在のSUNくんの様子は?
「小さな頃から自由奔放な性格でしたが、それは2才になったいまでも変わりません(笑) いまでも遊ぶことが大好きで、我が家に来てからずっと赤ちゃんのような性格で楽しませてもらっています。
また、元々獣医さんから『小さめなコ』とは言われていましたが、やはり成猫になっても小柄です。兄猫たちがどちらかというと大きめなので、比べてみると見た目も赤ちゃんみたいです」
「SUNちゃんは、いまではすっかり家族の一員として過ごしてくれています。そんなSUNちゃんには、『あのとき我が家をずっとのおうちに選んでくれてありがとう』と言いたいです。
愛猫たちは、三者三様ほんとに個性があってみんな愛おしい存在です。これからも一日でも長く、一緒に穏やかな時間を過ごせることを心から願っています」
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