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道路の真ん中でうずくまる子猫を保護して約1年半 先住猫たちに見守られながら成長した姿にほっこり

いろいろな出会いやきっかけで、猫を家族に迎えることになったという人もいると思います。
カーテンからひょっこり顔を出すりぼんちゃん
@kukunyuubon
今回紹介するのは、Instagramユーザー@kukunyuubonさんのエピソード。愛猫・りぼんちゃんは、飼い主さんご家族が保護したコでした。

保護当時はまだ小さな子猫だったりぼんちゃんは、現在はおとなの猫に。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、りぼんちゃんとの出会いのエピソードや現在の様子などについて、飼い主さんに2回に分けて(推定生後約3カ月/推定約1才9カ月の頃に取材)お話を聞きました。

道路の真ん中でうずくまっている子猫を発見、保護することに

抱っこされるりぼんちゃん
@kukunyuubon
りぼんちゃんとの出会いは、2021年10月のこと。飼い主さんご家族が車で出かけていたところ、道路の真ん中でうずくまっている子猫を発見したのだそう。

反対車線からも車が来ており、このままだと車に轢かれてしまう危険があったため、ご家族は子猫を保護することを決意したといいます。
キャリーケースから顔を出すりぼんちゃん
@kukunyuubon
子猫を抱き上げると、体中ノミだらけで汚れており、とても痩せていたのだそう。近くに母親らしき猫はおらず、子猫はひとりぼっちでポツンといたのだとか。
飼い主さんは子猫を保護したときのことを、このように話します。
飼い主さん:
「子猫を保護してそのまま動物病院に連れて行くと、推定生後1カ月半だということがわかりました。

我が家にはすでに先住猫が2匹いたので、当初は子猫の里親探しをするつもりでいました。でも、娘の『このコはうちのコだね』の一言で、我が家に迎えようという気持ちに変わったんです」

隔離生活中、不安になることも

お座りするりぼんちゃん
子猫に「りぼん」と名づけることに。可愛らしい名前で、誰でも読めるように平仮名にしたいと、娘さんが名前を考えたのだそう。
@kukunyuubon
猫風邪をひいていたことや、おなかの中に虫がいたこともあり、しばらく隔離生活を送ることになったりぼんちゃん。家に迎えた初日は、ご家族に対して威嚇することもあったそうですが、保護2日目にはゴロゴロとのどを鳴らすほど慣れてくれたのだとか。

すぐにお転婆な姿を見せ、環境に少しずつ慣れていくりぼんちゃんの姿に嬉しさを感じるとともに、飼い主さんは「心配なこともあった」と当時を振り返ります。
くつろぐりぼんちゃん
@kukunyuubon
飼い主さん:
「りぼんは隔離生活でのストレスからか、ケージから出してあげる時間になると、ものすごく暴走したり、甘噛みやひっかきなどがひどかったんです。

先住猫2匹は割と落ち着いた性格のコたちだったので、動きが激しいお転婆なりぼんとうまくやっていくことができるのか…とても不安でした」

先住猫と同じ部屋で過ごしたときに、嬉しい光景が!

仲良く集まるりぼんちゃん、クックジョーくん、ニュートくん
(写真手前から)クックジョーくん、ニュートくん、りぼんちゃん
@kukunyuubon
飼い主さんは様子を見ながら、ケージ越しなどでりぼんちゃんと先住猫たちをちょこちょこ対面させてみたりしたそう。

そして、りぼんちゃんの猫風邪などの治療が終わると、3匹を同じ部屋で過ごさせてみることに。すると、すぐに嬉しい光景が見られたといいます。
くっつくニュートくん、りぼんちゃん
(写真左から)ニュートくん、りぼんちゃん
@kukunyuubon
飼い主さん:
「次男で元野良のニュートが先にりぼんを受け入れてくれて。まるで父親のように、りぼんのお世話をしてくれていました。りぼんに頭に飛びつかれても、噛まれても怒らず、まるでやり方を教えるかのようにニュートはりぼんのことを舐めてあげていました。

しばらくすると、りぼんの甘噛みもなくなり、人に飛び乗って噛みついたりすることもなくなったんです」
ニャルソックをするクックジョーくん、りぼんちゃん
(写真左から)りぼんちゃん、クックジョーくん
@kukunyuubon
飼い主さん:
「長男のクックジョーとはまだ少し距離はありますが、一緒にニャルソックをしたり遊ぶようになってきています」
りぼんちゃんのことをあたたかく迎えてくれた先住猫たちに、飼い主さんは感謝の気持ちでいっぱいだと話していました。

【その後に迫る】りぼんちゃんはどんなコに成長した?

見つめるりぼんちゃん
現在のりぼんちゃん
@kukunyuubon
前回の取材からおよそ1年半が経過し、りぼんちゃんはすっかりおとなの猫になりました。現在のりぼんちゃんは、どのような様子なのでしょうか。飼い主さんに改めてお話を聞きました。
——あれから、りぼんちゃんはどのようなコに成長しましたか?
飼い主さん:
「細くて華奢だった体つきが、お腹ぽちゃぽちゃ体型に変化しました。お顔だけは小顔で、座ると顔の小さい雪だるまみたいなシルエットで…(笑) ダイエットしないとな、という感じです。

また、行動面は全体的に落ち着いて穏やかになりました。うちへ来たばかりの頃は『暴走機関車』と言われるくらい走り回り、どこにでも登り、人でも猫でも飛びつくコだったので、いまはとても落ち着いたように感じます」
甘えるりぼんちゃん
@kukunyuubon
——ほかにも、りぼんちゃんらしさがわかるエピソードはありますか?
飼い主さん:
「成長したいまも元気いっぱいですが、一歩引いて周りをよく観察していて、名前を呼んだら飛んでくる賢くて可愛いコです。お兄ちゃん猫がふたりともおっとりのんびりなので、行動にメリハリがあって一番わかりやすいです。

また、りぼんは人と距離が近いコだなと感じます。夜になると、私たち家族がベッドに向かうのを待ち、一緒に寝室へ行き、私たちのそばで眠ります。そのまま朝までぐっすりで、朝ごはんを催促することもなく一緒に眠っていて、まるで人みたいですね」

りぼんちゃんたちへの思い

ニャルソックをする猫たち
@kukunyuubon
——最後に、愛猫たちとの暮らしについて思うことを聞かせてください。
飼い主さん:
「以前飼っていた愛犬を看取り、昔から好きだった猫を迎えたいと思い始めてから、不思議と縁があった気がします。

売れ残っていたクックジョー、迷い猫で保護されたニュート、道路の真ん中でうずくまっていたりぼん。3匹ともそれぞれ違った魅力があり、性格も違うのにひどいケンカもせずに穏やかに過ごしてくれていて、感謝しかないです。

猫たちのおかげで毎日帰宅するのが楽しみですし、帰ってきてみんなそろってお出迎えしてくれる瞬間がとっても幸せです」
まったりする猫たち
@kukunyuubon
飼い主さん:
「3匹はイタズラをしょっちゅうするので、いろいろとやらかしてくれますが、ヘソ天をしていびきをかいて眠っている姿を見ると和みます。猫との暮らしは大変なことも含めて、とても楽しいです。

3匹が快適に過ごせるように環境を整えていきたいですし、これからも元気に長生きしてほしいなと思っています」
くつろぐりぼんちゃん
@kukunyuubon
りぼんちゃんたちは今日も、飼い主さんご家族のもとでのびのびと暮らしていることでしょうね!
写真提供・取材協力/Instagram(@kukunyuubonさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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