猫が好き
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保護した2日目に無防備な寝姿を見せた子猫→5才の現在、「モフモフな見た目とふわふわな毛並み」が魅力のコに成長!
こじろーくんは、飼い主さんによって保護されたコでした。こちらの写真は保護した翌日に撮ったもので、当時の年齢は生後推定3カ月ほどだと思われたそう。スヤスヤと眠るこじろーくんに、飼い主さんは「猫ってこんなに体が曲がるの⁉」と驚いたといいます。
同時に、「安心して気持ちよさそうに眠る姿はとても可愛らしく、幸せな気持ちになりました」とも話しており、保護した2日目の無防備な寝姿に、思わずほっこりした瞬間だったそうです。
保護から約5年後、現在のこじろーくんの姿は……
ここまで立派に成長したこじろーくんですが、保護当時はとても弱っており、心配な状況のなかで保護されたのだそう。保護した当時の様子や現在のこじろーくんについて、飼い主さんに話を聞きました。
こじろーくんとの出会い
猫も犬も好きだという飼い主さんは、「ちょっと見てくる」と夕飯作りを中断して家の外へ。「もういないかな?」と思いながらも周りを見渡すと、道路の脇に幼い子猫がいるのを目にします。その子猫が、こじろーくんでした。
「近づいてよく見てみると、子猫の左目は目やにで開いておらず、鼻も詰まっていたのか呼吸も苦しそうでした。家族に相談しようにも、少しだけと思って家を出たので、スマホがなく連絡できず。
子猫がいたその場所は車も人も通る狭い道。夜は土砂降りになる予報で、子猫は具合が悪そう。周囲には母猫もいない……。そのまま放置はできませんでした。
『ただいま! 連れてきちゃったー!』とこじろーを連れて帰宅すると、家族はビックリしていました」
突然やってきたこじろーくんにも慣れた手つきで次々と準備を進め、こじろーくんが入る段ボールを用意したり、こじろーくんが食べられそうなゴハンを買いに走ったり、翌日には動物病院へ連れて行ったり、大活躍だったといいます。
飼い主さんはそのころから、こじろーくんと離れられなくなる予感があったそう。1カ月ほどの時間をかけて家族で何度も話し合った結果、正式にこじろーくんを家族に迎えることを決めたのでした。
こじろーくんって、どんなコ?
食いしん坊エピソードでは、「気に入らないと絶対に食べない」というこだわりの強い一面も。同じ“○○味”であってもメーカーごとの差で好き嫌いがあり、気に入らないと一口も食べないのだとか!
あるときから、飼い主さんが起きてすぐにこじろーくんにスリスリとうずくまったことをきっかけに、“猫吸い”が毎朝のルーティンに。こじろーくんは朝になると飼い主さんの枕元へ行き、「ほら吸いなよ」と言うかのように胸毛を差し出してくるようになったそうです。
飼い主さん:
「こじろーが私の顔をまたいだときにも、私はおなかの毛をスリスリと堪能しました。するとこじろーは、毎日私の顔をまたぐようになったんです。
最近では、顔の上でピタリと止まりながら往復しています。まるで『おなかの毛を堪能して早くゴハンちょうだい!』と言っているみたいです。こうすれば起きてくれる、ゴハンをくれると学んでいて、賢いなぁと思います。
つい最近、こじろーが私の顔の上で止まるときに、いつもより体を低くしてきたことがありました。私はこじろーで顔を覆われ窒息しそうになり、それを見ていた主人が大笑いしていました(笑)」
子猫のころから大きく変わった見た目と、変わらない甘えん坊な姿が愛おしい
一方で、甘えん坊なところは子猫のころから変わらず、飼い主さんのことが大好きな姿が見られるようです。
飼い主さん:
「こじろーは1日に2回は私の上に乗ってくつろいでいます。乗ってきたら顔や首周りのマッサージをしたり、ブラッシングをしたり、一緒にテレビを見たり……。私が横向きで寝転がっていても乗ってくるので、こじろーのルーティンなのだと思います。
冬になると、私の布団に入ってきて一緒に寝ています。布団の中に入るときは『入れて』と言っているように布団をチョンチョンしてくるので、可愛いです」
こじろーくんへの思い
やりとりのなかで「こじろーくん、可愛いね」という言葉をかけてもらうこともあり、「こじろーがいなければこのような出会いはなかったので、感謝しています」とも話していました。
飼い主さん:
「こじろーはもうすぐ5才、秋には出会って丸5年になります。こじろーにとって私は、“母猫”であり“仲間”なのだと思います。私にとってのこじろーは、大切な家族です。甘えん坊で可愛くて、たまに喧嘩もして噛み付いてきたり朝は早くから起こされるけれど、この生活がずっと続いてほしいと思います。
5年前のあの日、こじろーに出会えて本当によかったです」
取材・文/山田リタ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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