猫が好き
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“ビビッ”と運命を感じて迎えた保護子猫が4才に 心臓の病を抱えながらも元気いっぱいに成長!
その日は「このコだ!」という出会いはなかったものの、思いがけない形で運命の瞬間が訪れました。
「オーナーから『焦らなくても大丈夫。絶対にビビッとくるコが現れるから探してみて。保護団体のチラシもあるよ』と、チラシを手渡されたんです。そこに載っていたテトの写真が、とんでもなくあざとくて……!
人生で初めて“ビビッ”と衝撃を受けたのが、お迎えのきっかけでした」
初日から“ぐいぐい系”! 怖がらずに懐いた子猫時代
4才になったテトくん 飼い主さんにだけ甘える“忠猫”に!
しかし、甘える相手は飼い主さんだけ。「私以外の人にゴロゴロのどを鳴らしたり、抱っこをせがんだりしない“忠猫”」なのだそうです。
「私には毎日抱っこや腕枕をせがみ、頭をなでてほしくて頭突きをしてきます。ほかの人に見せない“うっとり顔”をしてくれるんです。私に対しては、とんだ“甘ったれ坊や”になりました。
ただし、気に入らないことがあると粗相をしてしまうことも。わかりやすいですが、ちょっと“困ったさん”です(笑)」
家族を思う優しい一面も
「私が子どもを叱っているときに、テトが間に入ってきたことがありました。まるで『落ち着いて。どうしたの?』と言わんばかりに鳴いて、子どもをかばうような素振りを見せたんです。
ほかの家族に興味がないと思っていただけに、『子どもたちのお兄ちゃんだと思っているのかも』と感じて、感動しました」
心臓の病気と向き合いながら、元気いっぱいに
飼い主さん:
「当時は本当に不安でいっぱいでしたが、テトは明るくて食欲も旺盛で、毎日よく遊びます。病院の先生にも『こんなに元気なのが不思議なくらい』と言われます。苦しいときは少し休んで、またすぐ遊び始めるんです」
「毎日が奇跡のよう」
「幸いにも心臓の状態が安定しており、無事に4才を迎えられたことを嬉しく思っています。どれくらい一緒にいられるのかは誰にもわからないからこそ、一日一日が当たり前ではないと感じています。
少しでも長くテトにそばにいてほしい——そう願いながら過ごしています」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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