猫が好き
UP DATE
ポツンと置かれたダンボール箱の中にいた2匹の子猫を保護→生後8カ月を迎えた“今”の姿
うーしーくんとしゃぽくんとの出会い
出会いは2025年4月。春先だったこともあり、飼い主さんは日ごろから「道端に置かれたダンボール箱には、捨て猫がいるのではないか」と気にかけていたそうです。
そんなある日、比較的きれいなダンボール箱がポツンと置かれているのを発見。胸騒ぎがして箱を開けたところ、子猫2匹が寄り添いながら寝ていたといいます。それが、うーしーくんとしゃぽくんでした。
飼い主さんの家にはすでに7匹の先住猫がいましたが、それでも2匹をそのままにしておくことはできず、連れて帰ることを決めました。
「離乳が済んだら里親を探そう」と思っていたけれど、気持ちに変化が
当初は、先住猫たちのこともあり、「2匹の離乳が済んだら里親を探そう」と家族で話していたのだとか。しかし、お世話を続けるなかで、気持ちに変化が生まれていきました。
「離乳食が始まったころに、うーしーが体調を崩してゴハンを食べなくなってしまったんです。通院が続く時期があり、『うーしーは里親を探すのが難しいかも』と考えるようになりました。
しゃぽはとても元気だけれど、『兄弟とても仲が良かったので、引き離すのも……』と思い、2匹とも正式にうちのコになったんです」
2匹は生後8カ月に
しゃぽくんは成長するにつれてどんどん縞模様が出てきて、素敵なシャム縞になったそう。体はうーしーくんよりも小さくて細いそうですが、これまで大きく体調を崩すこともなく元気に過ごしているそうです。
「先住猫たちに甘えに行くときも一緒なので、甘えられた先住猫はちょっと大変そう」と、飼い主さんは微笑ましいエピソードも話しています。
「このコたちがうちに来てくれて本当によかった」
「先住猫たちはとにかく優しく、ミルク前後のお世話を手伝うような様子も見られたので、びっくりしました。最近ではよく数匹で固まってお昼寝していたり、追いかけっこなどが繰り広げられたりするので、微笑ましいです」
2匹への思いをこう語っていました。
「私が付きっきりでお世話をしたせいか、2匹は私にべったりに育ってくれたので、家族には羨ましがられます。寝るときは必ず私の布団に入ってくれるので、日々幸せを噛み締めています。
これからも健康に育ってほしいですし、うーしーやしゃぽのようなダンボール出身のコが1匹でも減ったらいいなと願っています」
取材・文/雨宮カイ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE