猫が好き
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「とにかく死なせたくない」父の反対を押し切り、危険の多い港で保護した子猫を引き取る→元気に育った現在の姿にうれしくなる

飼い主さん:
「2匹は、巨大コンテナやクレーンがある港に突然現れた猫で、ため池に落ちていたそうです。それを妹が拾い、家族のLINEで『どうしよう』と相談がありました。
妹から送られてきたLINEには、保護時の動画も添付されており、ロンちゃんの威嚇しながらも必死に生きようとする顔や、怯えきっているレンちゃんの顔を見て『とにかく死なせたくない』と思いました」

飼い主さん:
「父はランちゃんのことを思い、子猫を引き取ることには反対していました。でも、拾った場所はいつ事故が起こってもおかしくないこと、しばらく様子を見ても母猫が現れないことを考慮すると、『このままではこのコたちが死んでしまう』と思い、父の反対を無視して(笑)引き取ることにしたんです」
このときの飼い主さんの口からは、自然と「うちにおいで。家族になろうよ」という言葉が出たそうです。
保護してからの2匹の様子

飼い主さん:
「2匹とも保護初日からガブガブとミルクを飲み、ゴハンもモリモリ食べて体重はすぐに3kgを超えました。『そんなに早く大きくならなくていいよ』と言っていたのですが、朝起きるたびに『また大きくなった!?』と言ってしまうほど、スクスク育ちましたね(笑)」
最初に心を開いたレンちゃん

「保護して10日ほど経った頃、最初に心を開いてくれたのはレンちゃんでした。なでているとゴロゴロという音が聞こえてきて、慌てて動画を回したのを覚えています。うれしくて愛おしくて泣きそうになりました」
その後、ロンちゃんも飼い主さんに甘えるように

「そして、その後すぐにロンちゃんが私を見ると近寄ってきて、コロンとそばに座るようになりました。まるで離れ離れになってしまった母猫に甘えるように、フミフミしながら必死に鳴く姿を見て、うれしくもあり『お母さんに会いたいだろうな』と切なくもなりました」
現在の愛猫たちの様子

飼い主さん:
「レンちゃんは保護時からロンちゃんより少し大きく、とっても天然で少しドジでマイペース。お客さんが来ると『遊んでーっ!!』と飛んでいくようなコです。ゴハンのときは、食べたいくせになぜか廊下の途中で止まりゴローンとして、抱っこをしないと食べに行きません(笑)」

「ロンちゃんは本当に真逆で、小柄を活かした機敏な動きを見せ、お客さんには人見知りします。でも、仲よくなると人一倍(猫一倍?)甘えん坊で、常に人のひざの上にいるようなコです。ゴハンのときは飼い主の足に絡みついてきたり、ジェット機のような速さで食べる場所に行ったりするんですよ」
愛猫たちとのこれからについて

最後に、愛猫たちと今後どのように暮らしていきたいか伺うと、こんな想いをお話ししてくれました。
飼い主さん:
「今うちにいる3匹は、存在するだけで私たちを幸せにしてくれます。そんなこのコたちを『家族として一生大切に幸せにする』という想いと行動を、これからも続けていきたいです。限りある毎日を大切に暮らしていきたいですね」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年1月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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