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深い傷を負い庭に迷い込んできた生後1カ月の子猫を保護 猫嫌いの飼い主の心を撃ち抜いた“甘えん坊っぷり”にほっこり

深い傷を負った子猫が迷い込んだのは、“ずっとの家族”になる飼い主さんの家でした。
保護当時のちくわぶちゃん
保護当時のちくわぶちゃん
@Banana_corgi7
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@Banana_corgi7さんの愛猫・ちくわぶちゃん(取材時4才)。ちくわぶちゃんは、生後1カ月のころに飼い主さん家族によって保護されたコでした。

出会いは突然訪れたといいます。

庭の室外機の下に迷い込んだちくわぶちゃんを保護

保護当時のちくわぶちゃん
保護当時のちくわぶちゃん。飼い主さんが住んでいる地域は野良猫が多いそうですが、近所で子猫が産まれたり、迷子の猫を探してる方はいなかったのだそう。
@Banana_corgi7
飼い主さんの自宅の庭で大きな声でずっと鳴いていたという、ちくわぶちゃん。母猫を呼んでいるのではないかと思われたそうです。

ちくわぶちゃんがどこにいるのかわからなかった飼い主さんですが、近所の中学生が「室外機のところに子猫がいる」と知らせてくれたのだとか。のぞいてみると、ちくわぶちゃんはどこかへ逃げて行ってしまったようです。

しかし、その次の日もまた室外機の下から鳴き声が。そこには、弱ったちくわぶちゃんの姿がありました。逃げるような元気はなく、飼い主さんの夫が保護したといいます。

飼い主さん:
「私は幼いころに野良猫に引っ掻かれたりした思い出から猫が苦手でしたが、主人が子猫を抱きしめて離さないので(笑)、飼うことになったんです」
保護当時のちくわぶちゃん
保護当時のちくわぶちゃん
@Banana_corgi7
ちくわぶちゃんを保護した飼い主さん家族は、すぐに動物病院に連れて行くことに。そこで獣医師から、「生後1カ月ほどでしょう」と言われます。

診察の結果、ちくわぶちゃんのお腹の中はからっぽ。小さな体にはノミとダニがたくさんついており、お腹の中にも寄生虫がいたので治療を受けたそうです。

また、ちくわぶちゃんの小さな体には、痛々しい傷もあったといいます。

飼い主さん:
「腕には、骨まで見えるほどの深い傷がありました。おそらくですが、カラスか何かに突かれた傷ではないかと思います。それで逃げて迷子になり、我が家まで来たのではないかと思っています」

保護した1日目から“甘えん坊っぷり”を発揮し、飼い主さんをメロメロに!

甘えん坊な姿を見せるちくわぶちゃん
甘えん坊な姿を見せるちくわぶちゃん
@Banana_corgi7
こうして、ちくわぶちゃんを家族に迎えることになった飼い主さん家族。ちくわぶちゃんは保護1日目からとにかく甘えん坊で、常に人にくっついて寝ているようなコだったのだそう。

「ちくわぶは、お母さん猫と離れてしまい温もりが恋しかったのかもしれません」と話す飼い主さん。甘えてくるちくわぶちゃんの可愛さに、猫嫌いだった飼い主さんも「まんまと心を撃ち抜かれてしまいました」と、想定外だったようです。

ちくわぶちゃんは、どんなコに成長した?

成長したちくわぶちゃん
成長したちくわぶちゃん。ちくわぶちゃんは紙を丸めたボール遊びが好きで、投げてあげると「また投げて」と何度も繰り返し持ってくるのだそう。
@Banana_corgi7
生後1カ月のころに保護されたちくわぶちゃんも、今では4才の立派なおとなの猫に成長しました。

甘えん坊っぷりは今も健在で、寝るときは飼い主さんの布団で一緒に寝ているのだそう。「抱っこをせがんでくるので、赤ちゃんを抱っこするようにちくわぶを抱きながら台所に立ったりしています」と、ちくわぶちゃんは飼い主さんといつも一緒にいたいようです。
まったりするちくわぶちゃん
まったりするちくわぶちゃん
@Banana_corgi7
また、いつもマイペースでのんびりした性格だという、ちくわぶちゃん。「とにかく鈍臭いです(笑)」と飼い主さんが言うように、すっかり野生を忘れたかのような姿を見せているといいます。

飼い主さん:
「階段や家族の膝に登るときによく踏み外したり、台所で自分のしっぽの存在を忘れてよく汚したり濡らしてしまうことがあります」

一緒に暮らす犬のあんずちゃんとの関係性の変化も

ちくわぶちゃん、あんずちゃん
(写真左から)ちくわぶちゃん、あんずちゃん
@Banana_corgi7
飼い主さんの家には、犬のあんずちゃん(取材時4才)も暮らしています。ちくわぶちゃんとあんずちゃんの関係性は、一緒に暮らし始めたころから「お互い我関せず」といった距離感だそう。

ただ、つい最近になって急接近の兆しが見え始めたといいます。

飼い主さん:
「ちくわぶは体が大きいあんずのことが少し怖いのか、あんずと近くで寝ることはあっても触れるのは嫌がるんです。でも、先日あんずをブラッシングしていると、ちくわぶが近づいてきて『私もやってー』と、あんずに体を擦り付けていました。

ちくわぶが自分からあんずに触れるのが初めてのことだったのでびっくりしたし、なにより可愛かったです。『少しずつ距離が縮まっているのかも……?』と、淡い期待をしています」

「いつまでもおうちの中で幸せにのんびり過ごしてほしい」

まったりするちくわぶちゃん、あんずちゃん
まったりするちくわぶちゃん、あんずちゃん
@Banana_corgi7
ちくわぶちゃんと出会ったことで、あらためて野良猫や保護猫について考えたり、“さくらねこ”の存在を知ったという飼い主さん家族。ちくわぶちゃんを保護した当時は小学生だったお子さんたちも、飼い主さんと一緒に保護活動について理解を深めているといいます。

そんなきっかけをくれた大切なちくわぶちゃんへ、飼い主さんはこんな思いを語っていました。

飼い主さん:
「過酷な外の世界から解放されたちくわぶには、いつまでもおうちの中で幸せにのんびり過ごしてほしいと思います。あと、今のままでも十分ではあるのですが、あんずと今よりもっと距離が縮まってくれたら嬉しいですね」
写真提供・取材協力/@Banana_corgi7さん/X(旧Twitter)
取材・文/凛香
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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