猫が好き
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突然庭に現れるようになった野良の子猫を保護→1年後、先住猫と飼い主の温かさに触れ「穏やかで優しいコ」に成長中!

出会いは2023年8月のある夜。飼い主さんが寝室で寝ていると、どこからか「ミャーミャー」という鳴き声がすることに気づいたそう。飼い主さんは猫と暮らしていますが、「明らかにうちのコたちの声ではなく、生まれて間もない子猫の声が庭から聞こえた」といいます。
「外に出て探してみたのですが、人の気配を感じたのでしょう。近づくと鳴かなくなり、また部屋に戻って寝ようとするとミャーミャー鳴く——どうにもこうにもやりようがないまま、しばらくこのような夜を繰り返しました。
鳴き声から察するに、まだ母猫と一緒にいてもおかしくない時期だと思われました。母猫の姿も見られないし、暑い時期で『早く保護しなくては……』と焦っていたことを覚えています」

飼い主さんの家の庭には脱走防止対策をした愛猫専用の庭があり、網越しに子猫と顔を合わせるように。すると、少しずつ子猫に触れるようになったのだそうです。

飼い主さんは子猫の今後について考えるなかで、「無理やり捕まえたくはなかったけれど、寒くなる前に保護しよう」と決意。タイミングを見計らい、子猫をそっと両手で抱き上げて保護に成功します。
飼い主さんは子猫に「バブち」と名づけ、“うちのコ”として迎えたのでした。
バブちは1才7カ月に! 現在の様子は?

おなかを揉まれることが好きだといい、毎朝、毎夕、決まった時間になると「もみもみして」と寄ってくるという、可愛らしい姿も見られるそうです。

「先住猫たちのなかで『しま子』というコがバブちと年齢も近く、2匹はいつも一緒に遊んでいます。しま子は今まで自分が一番年下だったので“面倒を見てもらう側”でしたが、今回は“相手をしてあげる立場”になりました。
この2匹が“姉弟”のように毎日遊んだり、一緒に寝たりして楽しそうに過ごしている姿を見ていると、とても幸せな気持ちになります」


「よく食べるコなので、もうひとまわり大きくなりそうです。これからも元気に育ってほしいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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