猫が好き
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譲渡会で出会った怖がりな保護子猫 今でも忘れられない「トライアル2日目の嬉し泣き」を経て“ずっとの家族”に!

夫もだんだんと猫に関心を持つようになったといい、飼い主さん夫婦は「結婚式が終わって落ち着いたらまずは猫をお迎えしよう!」と決めていたと話します。

2023年6月に結婚式が終わり、翌月の上旬に開催された保護猫譲渡会に参加し、そこでこなつくんと出会ったといいます。
「スタッフの方の話によると、こなつくんは重機がたくさん通るような工場で生活していたところを母子ともに保護されたとのことでした。
譲渡会に参加していたこなつくんはとても小さくて、一緒のカゴに入っていたきょうだい猫にぴったりとくっついていて。怖がりで甘えん坊なんだなと思ったことを覚えています」
お迎え初日は心配な様子も見られたけれど、翌日には嬉しい光景が!

ゴハンも食べずお水も飲まず、クッションの下や家のありとあらゆる隙間に入り込んで隠れながら鳴いていた、こなつくん。心配な様子も見られましたが、翌日には嬉しい姿を見せてくれたようです。
「2日目になると少しずつおもちゃで遊んでくれるようになり、夜には初めて『ちゅ〜る』を食べてくれました。夫と一緒に嬉し泣きをしたことが忘れられません」

「それからはどんどん活発になっていき、キャップを追いかけ回したり、私たちが在宅勤務をしていると肩に乗ったり、パソコンの前に立ちはだかって遊ぼうと誘ってきたりと、本当に毎日元気よく過ごしてくれました。おもちゃがすぐに壊れるので、新しい物を買いに行くのが週末の楽しみに。
ゴハンもオヤツもモリモリと食べてくれて、一番最初に覚えた言葉はおそらく『ゴハン』だと思います(笑) 初日がウソかのような食いしん坊な姿を見せてくれました」
こなつくんは2才に! どんなコに成長した?


オヤツがどこにしまってあるかも理解しているといい、棚の扉を“ちょんちょん”と前足で触りながらキラキラした目で「ニャー!(オヤツちょうだい!)」と訴えてくるのだとか。
また、過去にはこんな出来事もあったそうです。
「甥っ子に『オヤツ買って来たよ〜』と呼びかけると、それを聞きつけたこなつくんが2階から猛ダッシュで下りてきたことがあって。そのときは笑ってしまいました(笑)」

「こなつくんは毎晩私たちの布団にやってきて私と夫の間に入るので、“3人”で川の字で寝ています。そんな普段は甘えん坊さんですが、体調の悪い人がいると必ずそばで寄り添ってくれたりも。
甘えるときとは違う感じで、足元やお腹の横など、その人の負担にならない場所で寄り添ってくれる優しいコです」
家族になってくれたこなつくんには、感謝の気持ちでいっぱい!

それは昨年のこと。飼い主さんの母に病気が見つかり、2カ月ほどこなつくんを連れて夫とともに実家に帰省していたときのことだといいます。
「車での移動だったので車酔いなどの心配がありましたが、こなつくんはしばらくすると猫バッグの中でお腹を出して寝ていたんです。この姿には、安心とありがとうの気持ちでいっぱいになりました。
実家には両親、祖母と姉家族4人の計7人が出入りしており、とくに8歳の甥っ子と0歳の姪っ子と仲良くやれるか心配でしたが、こなつくんは最初は緊張していたものの、だんだんと良い距離感を保つことができるようになって。
住む場所が変わったり家族が急に増えたりと、こなつくんには負担をかけてしまいましたが、穏やかに元気で過ごしてくれたことには本当に感謝しかありません」

「7月ごろにはマイホームでの生活が始まりますので、思いっきり遊んでのびのびと過ごしてもらえたらと思います。いつまでも甘えん坊で元気いっぱいのこなつくんでいてね!」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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