猫が好き
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雨が降る寒い日に外にいた子猫を保護 奇跡の出会いから2年後の今、「幸せを運んでくれる宝物」のような存在に
出会いの経緯、現在のうしおくんの様子について、飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。
「謎の鳴き声」に気づいて、3日目で保護
2日目もその声が聞こえたものの、昨日より声が小さかったために様子見。しかし、3日目の雨が降る寒い日に、風呂場の窓の真下から今までより大きな声がして、飼い主さんは「外に何かがいる」と確信します。夫に伝えて、外の様子を見に行ってもらうことにしたのだとか。
しばらくして戻ってきた夫の手の平の上にいたのは、小さな子猫。それが、うしおくんでした。
「子猫が手足をピーンと伸ばして、なんとも情けない顔で手の平の上に乗せられていました。寒かったことと体が汚れていたこともあり、子猫の体をキレイにしてあげました」
「寒い中、頑張ってくれてえらい!」
飼い主さんの夫がお隣さんに「中を探していいですか」とお願いし探させてもらったそうで、この時点で「子猫に違いない」と確信していたといいます。うしおくんが倉庫の下に入り込んだところを捕まえ、「連れて帰ります」と迷いなく保護したのだとか。
飼い主さん夫婦に見つけてもらえなければ、うしおくんの命は危なかったかもしれません。
うしおくんにとっても飼い主さん夫婦にとっても、この保護の一日は特別な日になったようです。
保護を経て「猫中心」の生活に
夫婦ともに実家にいた頃は犬を飼っていたものの、猫を飼うのは初めての経験。うしおくんと過ごすうちに、夫婦ともに「猫はこんなにも可愛いのか!」と、猫も大好きになったといいます。
「アウトドア派の夫は一日中、うしおを抱いて過ごしていました。うしおが少し大きくなってひとりで遊び始めると、寂しがるほどです。
私もうしおがカーテンに登ったり、物を落としたりする姿を微笑ましく笑って見守る…という、すっかり猫中心の生活に。可愛い猫の存在は、人を変えると思いました」
大変な時期もあったけれど、すくすくと成長
「うしおは小さい頃に親やきょうだい猫と離れているので、甘噛みの力加減を学んでいなかったんだと思います。私たちにジャレるときに力加減ができず、私たちの手は爪や歯の傷がいっぱいでした」
うしおくんは2才に! どのようなコに成長した?
1才の頃のうしおくんは「まだ子猫感が強かった」そうですが、今は性格や好みもよりはっきりしてきたとのこと。甘えん坊で、「大のパパっ子」だといいます。
体が大きくなって行動範囲が広がり、動きもダイナミックになったといううしおくん。飼い主さんはうしおくんが家の中で安全に過ごせるように、生活環境や家具をあらためて見直したと話しています。
最後に、うしおくんへの思いをこう話していました。
「うしおが来てくれたおかげで猫の可愛さを知り、『猫ってこんなに可愛いんだね!』と、毎日夫と何度も話しています。
うしおが一番甘えていて一番一緒にいる夫に、『ひとり(猫)でこんなに可愛いんだから、もうひとり(猫)いたらどんなに幸せかな』と聞いたら、『それには俺の愛が足らん』と、夫はうしおでいっぱいのようです(笑)」
「『うしおのオヤツ代!』と思うとやる気が湧いて仕事が捗るし、家に帰るとうしおがお出迎えしてくれて、疲れがどこかへ消えます。
おもちゃを持ってきて『あそんで』と催促したり、可愛く甘えて膝に乗ってきたり、一日の終わりに可愛い寝顔で癒しをくれたり——うしおは、我が家に幸せを運んでくれる宝物です!」
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