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イマドキの飼い猫は犬化してるって本当!?飼い猫の真実に迫る

イマドキ飼い猫の生態1:おなかがすくと「お手をする」

人間に飼われていても、決して従順な態度は見せず、いつまでも野性味あふれているところが、猫ちゃんの魅力。でも、イマドキの飼い猫ちゃんの中には、まるでワンちゃんのような仕草を見せる猫もいるそうです。

本来、猫は単独で行動する動物のため、ほかの誰かに何かを要求することはありません。おなかがすけば、自分の力で獲物をしとめるしかありませんでした。
でも、イマドキの飼い猫ちゃんは、おなかがすいた時や遊んでほしい時、前足で飼い主さんをチョイチョイとしますよね。これは、「前足でチョイチョイすると、良いことがある」というのを覚えて、繰り返すようになったからです。

猫ちゃんの「前足チョイチョイ」は、ワンちゃんでいうところの「お手」。意外と記憶力の良い猫ちゃんならではの新生態ですね。

イマドキ飼い猫の生態2:無防備に「おなかを見せる」

ワンちゃんは、飼い主さんやほかの犬に対し、服従の証としておなかを見せますね。でも、あらゆる臓器が集まっているおなかは、いわゆる“急所”。そのため、団体行動をしない猫は本来、狭い岩穴などで体を丸くし、おなかを隠して休む動物でした。
でも、イマドキの飼い猫ちゃんは、おなか丸出しの仰向けでスヤスヤ寝ますよね? 人やほかの猫が近くを通っても、おかまいなしでごろ〜ん。これは、安心できる環境で、警戒する必要がないリラックスMAXの証拠です。

この「ヘソ天」ポーズは、猫ちゃんの健康バロメーターでもあるそうなので、飼い主さんはその気の抜けた愛猫のゆるゆるポーズに思わずニヤケちゃいますよね。

イマドキ飼い猫の生態3:刺激を求めて「かまってほしがる」

野性の猫は、単独行動で狩りをするため、日常に刺激がいっぱい。子猫時代はルールを学ぶために母猫やきょうだい猫にとじゃれることはありますが、成猫になってからはそんな暇も欲求もありません。

でも飼い猫、それも一頭飼いでお留守番の多い猫ちゃんは、時間をもてあまし退屈した日々を過ごしています。そのため、刺激を求めて、飼い主さんに「かまって、かまって〜」と甘えるのだそう。

猫ちゃんによっては「さみしい」気持ちをアピールをしている場合もあるので、甘えてきた時にはたくさんかまってあげてくださいね。

出典・参考/「ねこのきもち」2018年5月号『イマドキ飼い猫の真実』
監修/今泉忠明先生(哺乳動物学者。「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長)
イラスト/二階堂ちはる
文/ヤマモト トモミ
※写真の一部はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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