スーパーにスイカが並んでいるのを見たり、セミの声が聞こえたりして、人は「ああ、今年も夏が来たなあ」と感じますが、猫を飼うと、猫の様子を見て「夏」を感じることができるんです! それはどんなときか、ご紹介します。
1,愛猫がヘソ天になる
夏の風物詩といえば「ヘソ天」といってもいいくらい、猫飼いさんにはおなじみのポーズ。お腹を上に向けて大きく開くことで、空気に触れる面積を増やしてこもった熱を逃がそうとしています。
2,愛猫が長くなる
ただ伸びるだけではなく、伸ばした状態でうつ伏せになるのも、猫が夏になるとよくするポーズです。これは、ひんやりした地面などに、お腹だけでなく足までのばして「とにかくダイレクトに冷たさを味わう」ための方法です。
3,毛がごっそりぬける
毎日掃除機をかけても、粘着式クリーナーでコロコロしても、全然減らない魔法のような夏の抜け毛。これは、暑くなると防寒用の長い毛(下毛)が抜けるため。夏はとくに、スキンシップなどで飼い主さんの汗ばんだ肌にくっ付きやすく、「夏が来たなあ(苦笑)」と感じる人も多いかもしれません。
4,虫を連れてくる
夏に起こりうる猫飼いさんの悲劇といえばこれではないでしょうか? 夏のいやーな虫の代表「イニシャルG(ゴ●ブリ)」に限らず、どこで見つけたのか虫を捉えて、それだけでもイヤなのに、バラバラに……。挙げ句の果てには「見て」と言わんばかりにくわえてもってくるなんてことも。
5,いなくなる
猫は快適な場所を探す天才なので、家の中の涼しい場所を探して移動します。その移動先が思いもよらぬところだったりすると、飼い主さんは探し出すことができずパニックに!?
意外な“避暑地”は「押入れ」や「クローゼット」の中。涼しいうえに薄暗くて静かで落ち着けるようです。
いかがでしたか? ワイルドな習性が残る猫ならではの自然と共存するための行動が、飼い主さんに季節の訪れを教えてくれるなんて! 猫のいる生活は豊かですね~。
文/マリー=クリスティーヌ=ベロン
参考/2015年7月号「夏になると猫は…こうなります。」
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。