猫派と犬派、どっちも好き派!の話題は盛り上がり、ついついヒートアップしてしまうことも。それは猫と犬はそれぞれ魅力があり、人を熱くさせてしまうからでしょう。猫と犬、それぞれの違いを「行動・性格・好み」に分け解説しましたので、新たな魅力を発見してください!
猫と犬の「行動」はこんなに違う!
猫は毛づくろいで、犬は口呼吸で体温調節
猫は体をなめることで、水分とともに熱を逃がして体温調節をします。その行為も毛づくろいの目的のひとう。さらに、毛づくろいには敵から自分のニオイを隠すという役割もあります。一方、広大な縄張りを仲間と一緒に守る犬は、運動量が多いため口呼吸をして効率よく体温を下げます。
猫はオシッコを砂で隠し、犬は自分をアピール
基本的に自分の居場所を知られたくない猫は、オシッコのニオイを隠したいと思っています。その名残で、室内で飼われている猫もトイレ後は砂をかけるのです。一方、縄張を仲間と共有する犬は「ここに自分がいたよ」と知らせるように、オシッコでマーキングをします。
猫と犬の「性格」はこんなに違う!
猫は警戒心が強く、犬はフレンドリー
頼れる仲間を持たず単独で暮らしてきた猫は、常に神経をとがらせて生活していました。出会う相手は、すべて敵だったことから警戒心が強くなったのでしょう。人と一緒に暮らすようになった今は、アプローチするようになったものの、分かりにくい傾向が。
一方、仲間と共に生活していた犬は、コミュニケーションの重要性を把握しています。今でも、感情をストレートにあらわし、アピールはとても分かりやすいですね。
猫と犬の「好み」はこんなに違う!
肉食系の猫、雑食系の犬
イエネコ直系の先祖であるリビアヤマネコは、日が照り続ける砂漠で暮らしていました。そのため、暑さに強く、栄養価の高い肉を積極的に食べるようになったのです。一方、運動量が多い犬は、水分摂取のため果物も食す雑食です。
寒いのが嫌いな猫、暑いのが嫌いな犬
暑い地域で暮らしてきた猫は、暑さに強く寒さには弱いです。猫が日向ぼっこをしたり、狭い場所を好んだりするのは暖を取るため。一方、寒い地域で暮らしていた犬は、寒さに強く暑いのが苦手です。しかし、今の気候は昔とは違ので、猫も犬も室内の温度調節は必須です。
何から何まで違う猫と犬。しかし、どちらも飼い主さんを愛しているのは一緒です。違いを理解しながら、長く一緒に過ごしたいですね。
参考/「ねこのきもち」2018年1月号『読めばもっと猫愛深まる♪こんなに違う猫と犬 とことんくらべてみました』(監修:哺乳類学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。