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「愛猫の性格が前と変わった」かも…変化の理由を専門家が解説!
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、愛猫を間近で見ている飼い主さん790名に愛猫が子猫から成猫になり、「小さいころと今では性格が違うな」と感じるどうか、アンケート調査を実施してみることに♪
愛猫がどんなふうに性格が変わったのか、飼い主さんたちが答えてくれた回答の一部を紹介します。
甘えん坊、やんちゃになった
- 「甘えてくるのが多くなり、自己主張するように鳴くのも多くなりました」
- 「子猫のときには、近くにも寄ろうともしなかったのに、今はべったりになって、姿を探します」
- 「まだ3才だが、だんだん甘えん坊になってきた」
- 「抱っこが嫌いなコでしたが、最近は自分から膝に乗ってきます」
- 「1才を過ぎてから急に活発になり、やんちゃ坊主になりました」
- 「甘えん坊だったのに、今はきかん坊になった」
落ち着いてきた
- 「天真爛漫だったのが、落ち着いたおじさんになった」
- 「子猫の頃は走っているか寝てるしかないくらい元気すぎでしたが、落ち着きました」
- 「優しく穏やかになった」
- 「小さい頃はとてもいたずら好きで、毎日のように悪さをしていましたが、最近は落ち着いて暴れることも無くなりました」
- 「基本変わってないけど、好奇心の塊で怖いもの知らずの暴れん坊から、マッタリ過ごす時間が増えたように感じます」
- 「臆病じゃなくなった。落ち着きがある。肝が据わった」
- 「子猫のときはよくおもちゃで遊んだりしたけど、大人になるに連れあんまりおもちゃに興味を示さなくなってきた。子猫のときより大人になるに連れ、落ち着いてきた」
警戒心が強くなった
- 「怖いもの知らずな感じだったけど、今はすごい怖がりです。来客時は、どこにいるのかわからないほど気配を消しています」
- 「避妊手術後、人見知りが激しくなった」
- 「人見知りをしない天真爛漫なコだったのに、今は警戒心の強い人見知りになった」
- 「家族以外の人間に人見知りするようになった」
- 「成猫になるにつれ頑固になって、我を通すようになったと感じます。知らない人には警戒して近づかなくなりました」
獣医師が解説! 成長するにつれ、猫の性格が変わることはあるの?
「子猫は生後1年を過ぎると成猫になります。子猫の期間は活動量が成猫よりも多く、やんちゃ・おてんばが目立つ時期ですが、生後1年を迎えると、少し落ち着きが見られるようになります。
しかし、より落ち着きが見られるのは3才を過ぎた頃のように思います。それは、落下による骨折や、おもちゃなどの誤食で来院する猫の大半は、3才以下の猫だからです。
このように、一般的には3才頃に行動は落ち着いてくると言えますが、性格がどのように変化するかは猫によってもさまざまです」
「猫の性格は、遺伝的な要因と環境要因などにより形成されると考えられます。
一般的には、新生児期や社会化期を経て成長していきますが、その間の環境や経験などは成長後の性格に比較的大きな影響があるのではないかと思われます。
たとえば、成長につれて人見知りがひどくなった場合などは、社会化期に1匹でいることが多かったなどの環境によるものや、家族以外の人に対し怖い思いをしたなどの経験によるものなどが考えられます」
「おっとりしていたり神経質だったりという性格を変えること、苦手な物事を受け入れることはとても難しく、それは人間も同じです。
愛猫の性格や変化を可能な限り受け入れ、寄り添ってあげてほしいと思いますね」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
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