「ねこのきもち作り隊」の読者103名に行った、愛猫の体形に関するアンケートでは「やや太っていると思う32%」「太っていると思う11%」「かなり太っていると思う4%」という結果が出ています。つまり、飼い主さんの約半数が「愛猫が太っている」と認識していることに! 本当に太っているのか、愛猫の体をチェックしましょう。
背骨や肋骨を感じられるか触ってみる
背骨のチェック方法
背骨をチェックするときは、猫の背骨の位置を首から腰まで親指で押してみましょう。背骨の存在を感じられ、背中が山形になっているのなら標準体形。山形とは背骨を頂点にして左右が下がった背中です。反対に背骨の存在が感じられず、背中が平らになっている場合は肥満気味といえるでしょう。背中が平らになっている分、脂肪がついているからです。
肋骨のチェック方法
肋骨を触るときは、猫の前足の付け根から腰までを両手のひらで挟んで確認します。標準体形の場合は肋骨がすぐにわかります。もし、ギュっと押すように体を挟まないと肋骨を感じられない、どうやっても肋骨が感じられないのなら肥満体形です。健康管理に気を配りましょう。
上から見てウエストにくびれがあるかチェック
目で見て猫の体形を確認することもできます。猫の体を上から見て、ウエストをチェックしましょう。猫のウエストは後ろ足よりやや前です。ウエストのあたりにくびれがあるのなら、標準体形といえます。くびれが確認できなければ、やや肥満体形。ウエストのあたりが膨らんでいるのなら肥満体形なので注意してください。
おなかをつまんでみる
おなかをつまんで体形をチェックする方法も。猫を立たせた状態にして、おなかをつまんでみてください。触らせてもらえないようなら、おなかを横から見ても確認できます。おなかをつまめない、つまめても薄い皮だけなら標準体形です。今の体形をキープしましょう。
しっかりとお腹がつまめるのなら、それは厚みのある脂肪なので肥満気味になっています。横から見たときに、おなかがぽっこりと垂れ下がっている場合も肥満体形です。食事や運動を管理してダイエットさせましょう。
猫の体形チェックの方法をご紹介しました。ふくふくとした猫は可愛いので「うちの猫、太り気味かも」と思っても、見てみぬふりをすることがあるかもしれません。しかし、肥満は病気の原因になることもあります。飼い主さんが猫の体を見て、触ってチェックしてあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年10月号『愛猫には必要ないと思ってない?“はかる”でダイエット診断』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/pinoco
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。