木のボウルの中に、ちょっぴり窮屈そうにおさまるこちらの可愛い猫ちゃん。ふてくされ顔で、ほっぺのお肉がムニッとはみ出てしまっているところなんかも、とっても愛らしいですよね。
でもこの猫ちゃん、じつは本物ではなくて
羊毛フェルトで作られた作品なんです! リアルすぎて、本物の猫ちゃんだと思ってしまった方もいるのではないでしょうか?
作品を手がけているのは、羊毛フェルト作家の
ヒナリさん(@hinalifelt)。おもに猫の作品を手がけているヒナリさんの作品は、どれもリアルで温かみのあるものばかり。この記事では、猫好きさん必見のヒナリさんの作品を紹介します♪
リアルだけではない温かみのある作品づくりを
幼い頃から想像し、創造することが大好きだったというヒナリさん。大人になって羊毛フェルトに出会い、独学で模索し始めたのが作品づくりのきっかけなのだそう。犬好きでもあるヒナリさんは、羊毛フェルトで猫の作品を作り始めてから、猫の魅力に気づいたといいます。
ヒナリさんは猫のちょっとしたしぐさや表情が好きなようで、自身のフィルターを通して見える猫の姿を「羊毛フェルト」という素材を使いカタチにしているのだそう。「ふと目があうような、見ていて胸がきゅっとなるような猫を生み出していきたい」と、リアルだけではない温かみのある作品づくりを心がけているようです。
そんなヒナリさんが手がける作品は、魂が宿っているかのようで今にも動き出しそうですよね。
「可愛い」と思ってもらえるように
また、ヒナリさんは作品づくりへのこだわりを次のように話します。
「リアルな作りにもこだわっていますが、やはり『可愛い』と思っていただけることが一番です。私の思う猫の可愛いポイントをさりげなく入れて、どこに可愛さを感じるかわからないけど『なんか可愛い!』と思っていただけるような作品づくりを目指しています」
リアルで可愛い猫の羊毛フェルト作品は、見ている人たちを魅了しているようです。
一部の作品は、漫画家・松本ひで吉さんの猫がモデルに
(漫画家・松本ひで吉さんの愛猫とヒナリさんの作品のコラボ写真/写真提供:ヒナリさん)
ヒナリさんはいろんな猫の羊毛フェルト作品を手がけていますが、一部の作品は『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』(講談社 )などの著者で知られる漫画家・松本ひで吉さんの飼い猫がモデルになっているのだそう。一緒に写真に写っていますが、本当にそっくりで可愛いですね♪
ヒナリさんが思う「猫の魅力」とは
猫好きさんや羊毛フェルト作品のファンたちを魅了しているヒナリさん。最後に、ヒナリさんが思う「猫の魅力」について聞いてみると次のように話してくれました。
「主観ではありますが、猫はなんだか人間っぽいですよね。目で訴えかけるところとか、何を考えているのかわからない謎めいたところとか、人をどこかで操作してやろうという意図が感じられる(そう見える)ところとか。美しい見た目にも惹かれますが、性質も大好きです。そういう雰囲気を作品にも取り入れられたらいいなと思っています」
ヒナリさんのこだわりや思いの詰まった素敵な猫の羊毛フェルト作品は、
Twitterや
Instagramなどでチェックしてみてくださいね♪
参照/Twitter(
@hinalifelt)、Instagram(
@hinali_felt)
取材・文/雨宮カイ