愛猫にはできるだけ長生きをしてほしいものです。しかし、猫の生態などを把握していないと、知らず知らずのうちに、飼い主さんの飼い方が猫の寿命を縮めてしまっているケースも少なくありません。今回は、猫の寿命を縮めるおそれのある「NGな飼い方」について解説します。
猫のいる部屋でタバコを吸う
猫がいる部屋で飼い主さんがタバコを吸うのはNGです。受動喫煙のリスクはもちろん、煙は高いところにたまる性質があるため、高い場所を好む猫は、人以上に有害物質を吸い込んでいる危険もあります。
また、タバコそのものの誤食や、床や壁についたタールをなめて、体内に有害物質を取り込んでしまう心配も。できれば禁煙するのがベストですが、難しい場合は猫の行動範囲内でタバコを吸わないようにしてください。
猫に運動をさせない
ストレスの多い環境は、猫の寿命を縮めてしまう可能性があります。室内飼いの猫にとってストレスになりやすいのが運動不足ですので、日ごろから猫のおもちゃなどを使って、たくさん遊んであげるようにしてください。
また、猫が好む場所を増やしてあげるのもいいでしょう。部屋を見渡せるような高所や、上下運動ができるキャットタワーなど、猫が快適に動き回れる環境づくりを心がけてみてください。
猫のお手入れを怠る
猫の歯磨きはつい見落としがちなお手入れのひとつですが、歯と歯ぐきの健康は、健康の源である食事に直結するため、猫が元気で長生きするためには必要不可欠です。歯は猫自身でケアすることができないため、飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。
歯磨きの頻度は1日1回がベストですが、難しい場合は数日にかけて全体を磨くのでもOKです。猫の様子を見ながら、少しずつ慣れさせましょう。子猫のときから歯磨きに慣れさせておくと、その後もお手入れしやすくなりますよ。
猫の寿命には個体差があるものの、飼い主さんの関わり方次第で愛猫が健康で長生きできる可能性は高まります。今回ご紹介した内容も含め、猫の健康のためには何をすればいいのかを理解し、愛猫の性格に合った快適な環境を用意してあげてくださいね。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の寿命はどのくらい?平均寿命と人間換算年齢、長生きのコツを解説』(監修:聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/kagio
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