みなさんの周りに、なぜか“猫にモテる人”はいませんか?
猫好きとしては、とても羨ましい光景ですし、できれば自分が“猫にモテる人”になりたいものです。
実は、“猫にモテる人=猫を安心させられる人”だといわれています。
そこで今回は、猫にモテる人がしている、猫への「心づかい」を東京大学附属動物医療センター行動診療科 ペット問題行動クリニックBLISS 獣医師 菊池亜都子先生に教えていただきました。
①毎日、猫と1対1で過ごす時間を取る
毎日「猫と1対1で過ごす時間」を取ることで、猫の気持ちが満たされ、絆が強まります。特に複数飼いの場合は、1対1の時間を確保しづらいこともあるので、1匹1匹にブラッシングをするなど、体のケアをしながら一緒に過ごす時間をつくると◎
②猫の“かまって”アピールに応える
猫が「遊んで」「かまって」とアピールしたときに、忙しくても、無視せずに応えてあげると、猫からの好感度が上がるでしょう。また、猫が鳴いているときは、子猫気分で甘えていることが多いので、優しいトーンで返事をしてあげると満足するでしょう。
③かまいすぎず、猫のペースに合わせる
猫は無理強いを嫌い、自由気ままに過ごすのが好きな動物。そのため、必要以上にかまわれると嫌がるものです。「猫をかまう=モテる」ではないので、意外と「何もしない人」が猫にモテることも。猫のしたいようにさせてあげたり、猫のペースに合わせたりと、「猫に主導権をもたせる」ことが、猫からの信頼につながるようです。
④“猫目線”や“猫なで声”で、安心させる
優しいトーンの声は、猫に安心感を与えるといわれています。また、目線の高さを猫と同じにすると、威圧感を感じづらくなるようです。“猫なで声”+“猫目線”で優しく接することで、猫からの「安心」を得られるでしょう。
⑤食事や排せつを、じっと見ない
無防備な状態になるため、猫は食事や排せつを見られることを嫌がります。じっと見たりせず、部屋を移動したり、少しでもいいので距離を取ったりして、猫が1匹でゆっくりできるように配慮しましょう。また、携帯電話を見るなどして、猫に目線を向けないようにするのもおすすめです。
このように、猫が心地よいと感じる「心づかい」をすることが、“猫が安心できる人=猫にモテる人”への第一歩です。もっと猫にモテたい猫好きさんや、猫との絆を深めたい飼い主さんは、ぜひ試してみてくださいね♪
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『できることなら私だって…。どうしてあの人ばかり猫にモテるの!?』(監修:東京大学附属動物医療センター行動診療科 ペット問題行動クリニックBLISS 獣医師 菊池亜都子先生)
文/いけてぃん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。