猫の寝姿といえば、背中をこんもりと丸めて眠る姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、人のようにまっすぐ体を伸ばして寝たり、仰向けになって足を投げ出して寝たりと、豪快に寝る姿も心を和ませてくれる猫の魅力です。今回は、そんなかわいさ満点の、猫の寝姿を集めてみました。
安心感たっぷりの「アンモニャイト」
まずは、くるっとまん丸になった形がかわいい「アンモニャイト」。丸くなっている姿がアンモナイトの化石に似ていることから、こう呼ばれます。この体勢は、体の熱を外に逃がさない効果があるので、少し肌寒さを感じる日に見られやすいのだとか。また、猫が自身のニオイを感じることで、安心感を得る効果もあるようです。
こちらの画像のモモちゃんも、クッションの中にすっぽり納まって、安心感で満たされているように見えますね。
許さずにはいられない「ごめん寝」
頭のてっぺんと前足しか見えないのに、このかわいさはちょっとルール違反……! 「これをされたら許しちゃう♡」という飼い主さんのコメントにも納得です。
「ごめん寝」は、頭を地面につけて「ごめんなさい」と言っているかのように寝るしぐさ。うつ伏せの体勢からそのまま寝落ちするケースのほか、まぶしいときや首の後ろを伸ばしたいときにも見られるそうです。
前足がかわいい「まぶしい寝」
「本当は、前足をラクにして仰向けで寝たいけど……」そんな猫の心の声が聞こえてきそうな「まぶしい寝」。暗闇の中でも狩りができるほど光に敏感な猫は、目を閉じていてもわずかな光を感じてしまい、前足で目を覆って眠ることがあります。
前足をちょっとだけ動かして、寝顔をのぞいてみたくなっちゃいますね♡
「のびのび寝」で脱力~
お腹側を広く床につけ、前後の足を伸ばして寝る「のびのび寝」。暑いときはひんやりとした床から涼しさを、寒いときは温かい絨毯やホットカーペットで暖をとることができるポーズです。力を抜いてリラックスした「のびのび寝」は、猫自身だけでなく、飼い主さんの気持ちもホッとさせてくれますね。
警戒心ゼロの「へそ天」ポーズ
猫が、急所であるお腹を全開にして無防備な「へそ天」で寝るのは、すっかり安心できる状態だから。さらに、前足を上げて「ばんにゃい」をしていたら、この上なくリラックスしている証拠です。
完全室内飼いがスタンダードになった飼い猫ならではの寝姿ともいえます。こんなに無防備でいられると、お腹をツンツンしたくなりますね。
ストレッチ中に……?
猫は、体をひねった「へそ天」ポーズでのびのびストレッチをすることもあるそうです。こちらのてんすけくんは、ストレッチ中に気持ちがよくなって、そのまま寝てしまったのかもしれませんね♡
猫のいろいろな寝姿、楽しんでいただけましたか? 表情豊かな猫の寝姿からは、猫の気持ちを感じとるためのヒントや、抜群の癒し効果が得られます。ぜひ、お気に入りの寝姿を「ねこのきもちアプリ」や「投稿写真ギャラリー」で探してみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2019年4月号『どうしてするの?どんな気持ち?We Love ニャンポーズ』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/hattori
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。