猫が好き
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愛猫を亡くしてから新しい猫を飼うときに、葛藤した飼い主は約4割。複雑なホンネを聞いてみた
過去に愛猫を亡くして再び猫を迎えるときに、約4割の人が葛藤していた
どのような葛藤があり、結果的に新しい猫と今どのように過ごしているか…飼い主さんたちにくわしくお話を聞いてみました。
亡くなった猫に対し、申し訳ない気持ちが…
・「亡くなったばかりの時は、次の猫を早々に迎えるのは、申し訳ない気がして迷っていました。一年近く過ぎた頃に、今の猫を迎えました。今思えば、もっと早く新しい猫を迎えたらよかったと思います」
・「新しく家族に迎える事が先代猫に対する裏切りのように感じて悩んだ。でも、新しく迎えた子のおかげで泣いてばかりの日々にさよならできたし、お家のない子を一匹でも救う事が先代猫やすべての猫に対しての恩返しなんだと思い、毎日ありがとうねと感謝しながら過ごしている」
・「新しい猫を飼うことに先代は、許してくれるだろうか? 先代のときのように、可愛がることができるだろうか? いつまでも私が悲しんでいると、先代猫達も辛い。それより、新しい猫を迎えて明るく過ごしている姿を見ることを、先代猫も望んでいる。だから、新しい猫を迎えることに対しても、ヤキモチをやく訳はない。と、お世話になった獣医師さん、ペットショップの方のお言葉で決心がつき、新しい猫の中に先代も生きていると思いながら、先代同様に遊んだり、部屋の中でも抱いて歩いたり、私が入るトイレの中にも連れて行ってたり、私のほうが甘えていたりと、先代の時と変わらない日々を送っています」
新しく迎えるコをちゃんと愛せるだろうか?
・「亡くなった猫への思いが強かったので、同じように接することができるか不安。結局前の猫と違う種類の猫を2匹飼いましたが、各々の性格の違いを楽しんでいます」
・「亡くなった子と比べてしまうのでは?代わりにしてしまいそうだから。結果はちゃんと別の子としてその子を見れた^_^」
・「20年長生きした子とお別れしてからは、どうしてもその子と比べてしまうので、ずーっと新しく迎える事ができませんでした。去年やっと16年振りに新しい子をお迎えしました。私の年齢も考えて、最後の子かなーと思ったので」
周りの反応が不安だった
また悲しい別れのことを考えると…
・「また見送った後の喪失感を経験しなければいけない不安感。今は楽しく暮らしてる」
・「またあの悲しい思いをしたくないと思いました。迎えてからはやはり猫との生活はとても楽しく、迎えてよかったと思います」
・「前のコが病気で苦しんで亡くなったので、また同じようになったら…と思ってました。少しでも様子が変なら、病院に行くようにしています」
・「またあの哀しみを体験するかもしれないというトラウマ。保護猫だったので、この子の幸せのために頑張ると決めたから」
・「亡くなったことが悲しすぎて、もう飼うのはやめようと思っていました。18年経って新たに猫を飼い始め、のんびりと幸せな毎日を過ごしてほしいと思っています」
・「猫の可愛さをまた味わいたいけれどもう悲しい思いをしたくないという葛藤。またそんな日は必ずくると覚悟しながら、毎日が貴重な日と思い大事にしながら過ごしています。でもそんな日を考えるとやっぱり悲しい」
先住猫たちとうまくいくか…
・「先住猫達と仲良くしてくれるか? 亡くなったにゃんこ達がヤキモチ妬かないか?悩みました。今は仲良く過ごしています」
・「2匹のうちの1匹が、病気でなくなり、もーあんな悲しい思いをしたくない。と思って3年くらいして、今の猫ちゃんが寂しいかなって思いはじめて、たまたま子猫の話が来て貰いました。でも、新しく来た子猫と今までいた猫ちゃんが、仲良くしてくれません。今までいる猫ちゃんにストレスになってないか、不安です。新しく飼ってはいけなかったのか、考えさせられます」
亡くなった愛猫に対する気持ちに変化はあった?
・「新しい猫を迎えても、亡くなった猫の事を忘れる事もないし、申し訳ない気持ちも無くなりました」
・「一緒に過ごした日々は楽しかったね。生まれ変わったらまた一緒に生活しようね。それまでは虹の橋で、元気に自分の好きな事をして過ごして待っててね!と思えるようになった」
・「喪失感から寂しさへ…今はありがとうの感謝の気持ちで心に生き続けています」
・「なくなった子は今でも大好きです。今の猫との違いを楽しめるようになり、比較することでまたかわいかったよねと思い出せるようになりました」
・「亡くなってから暫くは『辛かったかな、ごめんね 』という気持ちでいっぱいでしたが、『ずっと大好きだよ、ありがとね 』という気持ちでいられるようになりました」
・「ウチの子は20年生きました。寿命を全うしたと思うので、悲しまないようにしている。楽しかった思い出を大切に…」
・「新しいネコチャンが前の子に少し似ていたので、生まれ変わって私のところに来てくれた。と、勝手に思い込んでます」
・「ひたすら悲しかったのが時間と共に幸せな思い出になっていった。今でも心から愛おしい思いは変わりません」
・「毎日のように思い出し声をかけていますが、きゅっと締め付けられる寂しさとはまた違う感じになりました」
・「13才で亡くなったので、もっと何かできることはなかったか、もっと長生きしてほしかったと写真を見る度涙が溢れていました。ある日写真を見ていて、娘に抱っこされて幸せそうな顔をしているのに気づきました。何て幸せそうな顔をしてるんだろうと。亡くなったのはとても悲しいけれども、幸せに暮らせたんだと実感して気持ちが落ち着きました」
・「正直、亡くなった愛猫にはごめんって気持ちともっと知識を持っていればっていう後悔しかないです。でも、その経験があってこその今だと思うようになりました」
・「18年の月日が過ぎても思い出しますが、天国で見守ってくれていると思います」
愛猫との別れはいつか必ずやってきます。そのときに悔いが残らないように、愛猫と一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいですね。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ
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