猫はクッションや毛布などの柔らかなものに出会ったとき、前足で感触を楽しむように「ふみふみ」することがあります。なかには喉をゴロゴロ鳴らしたり、毛布などを口にくわえたりしながら、心地よさそうに「ふみふみ」する猫も。今回は、猫が「ふみふみ」する理由などについて解説します。
猫が「ふみふみ」するのはどんなとき?
猫が柔らかいものを「ふみふみ」するのは、母猫のおなかをもむように前足を動かしながら、おっぱいを飲んでいた、子猫時代の名残だといわれています。猫は母猫の柔らかなおなかを連想させるものに触れると、子猫の頃を思い出して甘えたい気分になり、つい「ふみふみ」してしまうのだとか。
ちなみに、猫にとって「ふみふみ」することは、リラックス効果があるともいわれています。そのため、眠いときや寂しいとき、不安を感じているときなどにも行う傾向があります。
猫が「ふみふみ」せずにはいられないアイテム
猫はクッションやソファなど、柔らかく弾力のあるアイテムを好んで、「ふみふみ」する傾向があります。なかでも、飼い主さんの布団や毛布などを好む猫が多いようです。これは、フカフカした感触だけでなく、大好きな「飼い主さんのニオイ」を感じることで、より安心できるからだといわれています。
また、カーペットやラグマットなどを手繰り寄せて、「ふみふみ」したがる猫もいるようです。どのような感触を気に入るのかは、猫によって違いがあるため、「ふみふみ」しているときの様子を観察して、好みの傾向を見つけてあげるといいでしょう。
猫が「ふみふみ」しているときはやさしく見守って!
猫は警戒心が強く、信頼している人の前でしか、甘えている姿やリラックスしている姿を見せません。つまり、猫が飼い主さんに「ふみふみ」している姿を見せるのは、信頼の証拠ともいえるでしょう。
そのため、猫が「ふみふみ」しているときは決して邪魔をせず、母猫のように温かく見守り、気が済むまで「ふみふみ」させてあげることが大切です。猫が「ふみふみ」しているときの気持ちに寄り添って、さらに信頼関係を深めていってくださいね♪
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫が「ふみふみ」「もみもみ」する理由ってなに?』(監修:かんもん動物病院 獣医師 八木田智洋先生)
文/いけてぃん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。