猫が好き
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猫と初めてご対面!そこで見せた猫の「生きる強い意志」【連載】交通事故にあった猫を拾いました#05
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。
車にはねられた一匹の猫。
業者さんから回収されようとしていたその猫は、実はまだ生きて抵抗していて。
その現場を目撃した私の姉はとっさに声をかけ、動物病院へ連れて行ったものの、安楽死した方がいいと言われてしまいます。一人じゃ決断することができず、私は姉に相談を受けます。
そして、動物病院へ到着すると姉が待ち構えていたのです。
勢いよく謎のお金を差し出してきた姉。
それに、色々と責任を感じていたのでしょう。
でもね、姉よ。
猫様、まだ死んでないーーー(遠い目)
でも、安楽死と言われるほどだからきっと、誰がみても手遅れなんだろうな...とそう思い
猫様のいる診察室へ足を踏み入れました。
診察台には段ボール箱。
その中に話に聞いてた猫様が、おそらくぐったりと横たわっているにだろうと思い
ゆっくりと箱の中を覗こうとしました。
すると、その瞬間。
箱の中を覗くと、瀕死のはずの猫様が飛び出してきた!
えええええぇぇっぇぇ!?
えっと、運ばれてきたのは脳を粉砕骨折し、もう助からないと言われた重症の猫のはず。
あれれれ、実は思っていたほど最悪な状況ではない感じとか?
なぁぁぁんだ。それならよかった...
っと思いきや、勢いよく倒れた猫様
えぇぇぇぇえぇぇぇっっぇ!?
猫を目の前に、あきらかに同様する私がいました…
あの時は意地だったんやで
たまちゃんが自ら立ち上がることはなかったです。
最後の力を振り絞ったのだろうと。
この子は今、頑張って生きているんだと強く思いました。
※写真は現在のもの
登場人物・登場犬猫
tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
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