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「生きる!一択だ!!!」明かされた姉が瀕死の猫を助けた本当の理由【連載】交通事故にあった猫を拾いました#04
個人で犬や猫の保護活動をしている私ですが、ある一匹の野良猫と出会ったことで
私の人生は大きく変わりました。このお話は、そんな野良猫と、家族のお話。
車にはねられた一匹の猫。
業者さんから回収されようとしていたその猫は、実はまだ生きて抵抗していて。
その現場を目撃した私の姉はとっさに声をかけ、動物病院へ連れて行ったものの、安楽死した方がいいと言われてしまいます。一人じゃ決断することができず、妹である私に連絡するのですが...
このまま安楽死でいいのか!?妹よ!!!
安楽死という選択が最善なのか分からなくなってしまいました。
そこで、召喚したのが。このお話の作者である妹(私)がやっと登場。
保護活動をしている妹なら、きっと正しい選択がわかるはず!!
結局、2人で頭を抱えてしまうことに
決断力に欠けるのは妹も同じでした☆(こら)
あーしたらいいんじゃないか、こーしてみたらいいんじゃないか、と。
結論が出るどころか、2人まとめて頭を抱えることに。
すると、姉は猫を保護したときの心情をゆっくりと語ってくれました。
助かると思って連れてきたわけじゃないんだよ
姉が猫を助けた本当の理由とは
ツンデレなその子は姉にとって欠かすことの出来ない大切な”家族”だったのです。
仮にも、「もしこの子が姉の知らないところで脱走してしまって、事故に遭っていたら...」
姉はふと、そんな事を考えたそうです。
そして、もし、ここにいる猫にも大切に思う家族がいるのであれば、
どんな形であっても家族の元に返してあげたいと、そう願ったようで。
優しい姉の気持ちが目に染みて
生きる!!!!一択だ!!!!!
そうして妹(私)は猫が待つ動物病院へと車を走らせるのでした。
あなたは一体どんな過去をもってるんだい?
瞳孔は開いたまま、ぐったりとしていました。
野良猫なのか、飼い猫なのか全くわからない状況。
しかし、体格だけはデカかった(笑)
近隣にあまり野良猫がいないこともあり、飼い猫説が濃厚でした。
私は駆けつける車の中で警察や保健所、役場など同じような猫の迷子情報がないかあちこちに問い合わせた結果...
同じような情報はなんと、ゼロ。ちーん。
一体何処で何してたんだろう?謎は深まるばかりなのです。
登場人物・登場犬猫

tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
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