愛猫の成長を感じたとき、いろんな思いがこみ上げてくると思います。
こちらは、Instagramユーザー
@2452risaさんの愛猫・チビちゃん(♂・0才)。約半年前、飼い主さんは重度の猫風邪にかかっていたチビちゃんを保護しますが、一時は
目が開くかどうかもわからず、今後見えるようになるのかどうかも難しいと言われたこともあったそう。
そんなチビちゃんは、今どのような日々を過ごしているのか…飼い主さんにお話を聞いてみました。
家の前で鳴いている子猫を発見
チビちゃんとの出会いは2020年9月11日の朝のこと。出勤しようと家を出た飼い主さんは、どこからか猫の鳴き声を聞いたそう。ふと目をやると、家の前に小さな子猫がポツンといるのを発見します。
子猫は飼い主さんのほうを向いており、近づいても逃げなかったのだそう。「どうしたのかな?」と子猫を抱き上げると、目はジュクジュクで開けられず、見えていない状態だったのだそうです。
飼い主さん:
「重度の猫風邪による結膜炎で目が開かず、まったく見えていない状態のようでした。これは放っておけないと思い、すぐに病院へ連れて行くことに。獣医さんからは『目が見えるようになるのは難しいかもしれない。眼球があるかすらわからない』と言われてしまいました」
先生の言葉を聞いて、飼い主さんは不安な気持ちでいっぱいになったそう。でも、「できる限りのことはやってあげたい」と、目が見えるようになるという希望を捨てずに、その日から1日6回の目薬と投薬を開始することに。
すると、チビちゃんは奇跡的な回復を見せ、両目とも見えるようになったのです。病院での治療と飼い主さんの献身的なお世話のおかげで、チビちゃんは視力を失うことなく、その後もすくすくと成長していきました。
チビちゃんは元気いっぱいのやんちゃ坊主に!
今では、元気いっぱいのやんちゃ坊主へと成長したチビちゃん。とてもおしゃべりだそうで、いつもミャーミャー鳴いているのだそう。
また、飼い主さんがトイレやお風呂場に行くと必ずついてきたり、夜も同じベッドでぴったりとくっついて眠ったりと、かなりの甘えん坊さんでもあるのだとか。
ビビリな一面もあるようで、飼い主さんはそんなチビちゃんが可愛くてたまらないといいます。
飼い主さん:
「チビはインターホンが鳴ると、いつもクローゼットへ一直線。お客さんがいるうちは絶対に出てきません。お客さんが帰ると、1分もしないうちにひょこっと出てくるのがとても可愛いです(笑)」
先住猫たちとも、少しずつ仲良しに
(写真上から)ムギちゃん、ニコちゃん、チビちゃん
@2452risa
先住猫のニコちゃん(♂)とムギちゃん(♂)は、突然やってきたチビちゃんに最初はかなり戸惑っていたそう。でも、少しずつ距離を縮め、2匹はチビちゃんのことを受け入れてくれたようです。
飼い主さん:
「全員男のコにも関わらず、今では
アログルーミングし合うほど仲が良くなりました。基本的に3匹で常にワチャワチャしている感じです」
チビちゃんが元気すぎて、ニコちゃんとムギちゃんは少しタジタジになることもあるようですが、3匹はとてもいい関係性を築いているようです。
チビちゃんの成長を実感する日々
チビちゃんと家族になって約半年が経過します。保護してすぐの頃は、体がとても小さくて弱々しかったチビちゃん。飼い主さんは、「いつか、チビという名の我が家で一番大きな猫になりますように」という想いを込めて、「チビ」と名付けたのだそう。
そして先日、飼い主さんにとって忘れられない出来事があったといいます。
飼い主さん:
「先日、ニコムギにーたんたちより体重が重くなったときにチビの成長を実感し、とても嬉しく思いました」
飼い主さんの願い通り、立派に成長したチビちゃん。飼い主さんは、3匹の猫たちとの暮らしについて、こう思いを話します。
飼い主さん:
「とにかくとにかく癒されます。仕事で疲れて帰ったときも、寝不足でなかなか起きられない朝も、猫たちの可愛く健気な姿を見ていると頑張れます。毎日笑わせてくれて、本当に感謝しています」
チビちゃんたちと過ごす素敵な日々の様子は、飼い主さんの
Instagramや
Twitterでもご覧ください。
写真提供・取材協力/
@2452risaさん
取材・文/雨宮カイ