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「しまった!」「憂鬱」なども? 人にあって猫にもある気持ち5選
猫はさまざまな表情や行動を見せてくれますが、そのときどんな気持ちでいるのか、気になることはありませんか? そこで今回は、猫がもつさまざまな感情のなかから、「人にもあって猫にもある気持ち」をまとめました。
甘えたいときの「かまってほしい」という気持ち

スマートフォンを見ていると愛猫が間に割って入ってくるなど、愛猫の行動を見て「かまってほしいのかな?」と考えるかたも多いと思いますが、まさにその通り。猫にも「かまってほしい」という気持ちがあるようです。
とある研究では、猫が飼い主さんの視線の向きを認識していることが明らかになっています。つまり、猫は飼い主さんが自分を見ているかどうかわかっているのです。
飼い猫の場合、飼い主さんを母猫のように感じ、子猫気分で「かまって」と甘えたくなることがあります。そんな甘えたい気分のときに「飼い主さんが自分を見ていない」と感じると、猫はわざと邪魔をするなどしてアピールするのでしょう。
注意されたときの「しまった!」という気持ち

テーブルに飛びのった愛猫に「こらっ!」と注意すると、バツが悪そうに後ずさり……というシーンもあるでしょう。猫は注意されるなど、自分にとって悪いことが起こると、「しまった!」と感じることがあるようです。
ちなみに、猫は“自分にとって嫌なこと”を覚え、それを避けるように行動する傾向があるため、何度か繰り返すうちに、過去に「しまった!」と思った行動をとらなくなることもあります。
嫌なことを察知すると「憂鬱な気持ち」になる猫も

仕事に行きたくないときなど、人は憂鬱になることがありますが、それは猫も同じ。具合が悪いときや苦手な動物病院に行くときなどは、猫も憂鬱な気分になると考えられています。
たとえば、爪切りをしようとすると、愛猫のテンションが明らかに下がる……といったことはありませんか? これは、過去に爪切りをされて嫌だったことを覚えていて、憂鬱な気持ちになっているのでしょう。
「今は気分じゃない」は日常茶飯事?

たとえば、ごはんを食べたそうにしていたからボウルに入れたのに、どこかに行ってしまったというシーン。このシーンからは、猫の「今は気分じゃない」という意思が読み取れますね。
猫をはじめとする動物は、自分を取り巻く環境に合わせて行動します。そのため、行為によって「したい」「したくない」という気持ちが生じるのです。
とくに食事や遊びのときには、「今は気分じゃない」という気持ちが表れやすいでしょう。
「トラウマ」に感じる気持ちもある

何か嫌なことがあったとき、猫は人と同じようにショックを受けます。たとえば、動物病院の診察台であおむけにされて以降、その態勢を嫌がるようになる猫も。
猫は「悪いことを繰り返したくない」という動物的本能から、ショックが大きかったことほど覚えているようです。つまり、猫にも「トラウマ」に感じる気持ちはあるといえるでしょう。
猫の行動に関する研究が進むなか、近年は猫の気持ちについても次々に解明されています。猫の感情を学んで愛猫との絆をさらに深められるよう、今後の研究にも期待したいですね!
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『人の感情のようにフクザツかも!? 猫にもあるの? この気持ち』(監修:武蔵野大学教育学部講師 齋藤慈子先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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