猫が好き
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「もう動物は飼わない」と思っていたときに、突然出会った子猫。保護→現在の成長ぶりがグッとくる
「もう動物は飼わない」と決めていたけれど、おとーふちゃんと出会って気持ちに変化が

お子さんたちも、小さい頃から愛猫と一緒に育ってきたこともありショックを受け、「もう大事な家族が死んでしまうところを見たくない」と思うようになっていたのだそうです。
「もう動物は飼わない」と決めていた飼い主さんご家族ですが、いてもたってもいられず、すぐに現場へと向かったのでした。
「建物の隙間に挟まった子猫を助け出し、周りに親猫がいないか様子を見ましたが、現れませんでした。どうしようと思いましたが、『こんな小さいコを放っておけない、とにかく助けてあげなきゃ』と連れて帰ることにしました。
もう動物は飼わないと決めていましたが、小さな子猫を見ると家族みんなメロメロになり、子どもたちもやっぱり動物が好きなので、嬉しそうな様子で。反対する人なんているわけもなく、うちのコとして迎えることにしたんです」
おとーふちゃんの成長する姿が愛おしかった
飼い主さん:
「元気に大きくなってくれーという思いでした。ミルクも哺乳瓶で上手く飲めなくて、スポイトで少しずつ飲ませたり、排泄もひとりではできなかったので、お尻をトントンして出してあげていました」
「足元でちょこちょこ動いていると、間違って踏んでしまいそうなほど小さかったおとーふ。『おとーふがごはんを自分で食べたー!』とか、『おとーふがトイレが自分でできたー!』とか、当たり前のようなことがすごく特別なことのように感じる日々でしたね」
そのときに、「早くに母猫と離れてしまいかわいそうだな」という気持ちがありながらも、同時におとーふちゃんのことが愛おしい気持ちでいっぱいになったとも、飼い主さんは話していました。
おとーふちゃんは甘えん坊で、おてんばなコへと成長!
おとーふちゃんはマイペースで甘えん坊で、おてんばな姿を見せることもあるのだそう。ときにツンとした態度をとってみたりと、とにかく可愛いのだとか!
おとーふちゃんは賢い一面もあるようで、「人間の言葉がよくわかるのではないか」と思う瞬間もあるといいます。
飼い主さん:
「おとーふはカシャカシャするものが好きで、投げると持って帰ってきてくれます。でも、自分が疲れてくると、少し遠くに置くんです(笑) 『もしかして、遊んでもらっているのは私のほうなのかな?』と笑ってしまいました」
振り返ると、あっという間の半年間
飼い主さん:
「みんなが辛いときも楽しいときも、いつもと変わらないおとーふがいてくれるだけで癒されます。これからもたくさん一緒に過ごして、おとーふに『家ってごはんもトイレもあるし、そんなに暑くも寒くもないし、まぁまぁいいじゃん!』と思ってもらえたら、嬉しいなと思います」
「これからもたくさんモフモフさせてもらうのが楽しみですし、元気で長生きしてほしいです。そして、おとーふもそうでしたが、今もお外など過酷な状況で暮らしている猫ちゃんがたくさんいるので、みんなにずっといられる幸せなお家が見つかることを祈っています」
取材・文/雨宮カイ
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