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獣医師に聞きました!『猫の健康管理、長毛と短毛で違いはある?』

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耳の立ち具合やしっぽの長さなど、猫の身体的特徴は多様です。今回はその中でも被毛の長さに注目し、長毛種と短毛種の健康管理について、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

猫の生活環境を整えるとき、長毛と短毛で違いはあるの?

仲良しなあろはちゃんとうたちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――猫の生活環境を整えるときに、長毛種と短毛種の猫で何か準備するべきことに差はありますか?

獣医師
「長毛種の方が足裏の毛が長い分、足裏にトイレ砂が多く付きやすい傾向があります。トイレ回りの猫砂の散らかりも多くなりがちなので、足裏につきにくい猫砂を選んだり、猫砂取り用のマットはすこし大き目なものにしたりなどの工夫で管理しやすくなるでしょう。
また長毛種は、お尻周りの毛に便などの排せつ物が付いてしまうこともあるので、お尻周りの毛を程よくカットするなど、定期的なケアをするのもおすすめです」

短毛種は抜け毛のお掃除をしやすいように対策を

獣医師
「短毛種については、特に被毛の表面に多く生えている固い毛が抜けると、それが衣類や布製の家具などの表面に付着するだけでなく、繊維の中に刺さって入り込みやすく、時間がたつとかなり取り除きにくくなる場合があります。
それで猫自身が困ることはあまりないと思いますが、人の方の困りごととしては気にかけておく方がよいでしょう。
愛猫の被毛が付着したら困る布製品については、布の中に毛が入ってしまわないうちに、こまめに毛を取り除く対応がおすすめです。
なお、短毛長毛共通して注意したいのが、エアコンや空気清浄機、除湿乾燥機など室内の温度管理や空調に関わる家電。抜け毛による悪影響が起きないよう、フィルターの掃除をこまめにすることが、愛猫の生活環境を整える上でも大切です」

毛の長さの違いで、かかりやすさに差が出る病気は?

仲良しなひまわりちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――長毛種と短毛種で、それぞれかかりやすい病気などはあるのでしょうか?

獣医師
「被毛が関わる主な病気としては、毛球症が挙げられます。
毛球症とは、グルーミングの際に飲み込んだ毛が胃の中にたまって塊状になった「毛球」が、胃腸に負担をかけるといった不調につながる病気です。
多くの猫は、飲み込んだ毛を毛球になる前に吐き出したり、また便と共に排泄したりして体の外に排出します。しかし飲み込む毛の量が過剰に多いなどの要因があると、順調に排出することが難しくなり、毛球症になってしまうおそれがあるのです。
抜け毛の量が多く、また毛同士が絡まって塊になりやすい長毛種に比較的多くみられますが、短毛種でも換毛期や元々の毛量が多いなどの要因があると、飲み込む毛の量はやはり多くなるので、長毛種と同様に配慮が必要です」

長毛種・短毛種ともに、抜け毛のケアが重要

仲良しなレオちゃんたち
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――長毛種と短毛種で、それぞれ力を入れたほうがいいお手入れがあれば教えてください。

獣医師
「短毛・長毛共通して、被毛の中に絡まってとどまっている抜け毛のケアが大切です。
抜け落ち切らずに残っている抜け毛は、そのままにすると毛玉のきっかけになってしまうことがあるため、毛玉の予防と皮膚の健康管理のためにも、できれば毎日ブラッシングをしてあげましょう。
特に毛玉ができやすい場所は、長毛種は耳~顔周りの毛量が多い箇所、脇の下や内またなど被毛同士がこすれやすい箇所と、背中の後ろの方から尾の付け根付近にかけて、口が届きにくく自分で毛づくろいをしにくい箇所があげられます。
短毛種の場合は、背中の後ろの方から尾の付け根付近にかけて、口が届きにくく自分で毛づくろいをしにくい箇所に注意してあげましょう」

基本的な抜け毛ケアの方法は?

獣医師
「基本のお手入れは、ピンブラシで根元から毛を梳いてあげるといいでしょう。
更に長毛種であれば、もつれた毛をほぐすためのスリッカーブラシやコーム(金属製の平櫛)があると、毛玉のケアがしやすくなります。
また短毛種の場合は、抜け落ち切らない毛を浮かせて取り除きやすくするラバーブラシがあると便利です。
なお仕上げに被毛の艶を出してあげる際には、いずれの猫種も獣毛ブラシを併用するとよいでしょう」

長毛種と短毛種、いずれも気をつけてあげたほうがいい点と、それぞれの毛の長さや毛質によって対処に差が出る点があることが分かりました。今回お伺いした内容も参考に、愛猫の毛質の特徴を把握し、健康で快適に暮らせるようサポートしてあげたいですね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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