タコ・イカ・エビはボイルしたら猫に与えても大丈夫でしょうか。

タコ、イカ、エビなどの魚介類には、チアミナーゼという物質が含まれています。このチアミナーゼをたくさん摂取すると体内のビタミンB1が壊され、ビタミンB1欠乏症の症状が見られることがあります。

ビタミンB1欠乏症の初期症状は食欲低下や吐き気です。病気が進行すると瞳孔が開いたり、歩き方がフラフラするなどの神経症状を現します。

このようなことが起こる可能性があるので、猫には魚介類をたくさん食べさせてはいけないといわれています。このチアミナーゼは、熱に弱く加熱すれば壊れてしまいます。ですから、加熱した魚介類であれば、猫が食べてもビタミンB1欠乏症になることはありません。しかし、加熱してもタコ、イカ、エビは消化が悪く下痢や嘔吐を起こすことがあります。猫に与えるときは少量にしておきましょう。

ミックス|♂|1歳5カ月

監修／ねこのきもち相談室　担当獣医師