飼い主さんが名前を呼んだとき、愛猫はどんなしぐさを見せますか? じつは、そのときの反応を観察することで、愛猫の気持ち知るヒントになるんです! 今回は、飼い主さんが名前を呼んだときや目が合ったときに見せる猫のしぐさからわかることを、動物看護師の小野寺温先生にお話を聞きました。
しっぽを立てて近づいてくるときは?
飼い主さんが猫の名前を呼んだときや、ふと目が合うなど猫に注目したときに、猫がしっぽを立てて近づいてきたら、それは「気にかけてほしかったよ」のサイン。このとき甘えた声で鳴くこともありますが、これらはすべて、子猫が母親に対して見せるしぐさです。
こんなときは飼い主さんに甘えたい気持ちでいるはずなので、相手をしてあげるとよいでしょう。
目を細めたり、しっぽで返事をしたりするときは?
飼い主さんが名前を呼んだときなどに、姿勢を変えずに目を閉じたり細めたりするのは、仲良しな相手に「よっ」「どうも」と挨拶しているようなもの。また返事をするようにしっぽを振るのは、「聞こえてるよ」の合図です。
こんなときは何かを求めているわけではないので、そっとしておきましょう。
ジッと見ながら腰がひけているときは?
猫の苦手なお手入れをしようとしているときなどに、猫が飼い主さんをジッと見て腰が引けているのは、「怖い」「逃げたい」のサインです。
信頼関係に影響する可能性があるので、こんなときは機会をあらためたほうがいいかもしれません。
愛猫とよい関係を築くために
猫とよい関係を築くためには、「猫が喜ぶことをたくさんする」「猫が嫌がることをなるべくしない」が基本です。そのためには、愛猫が喜んでいるか嫌がっているかをきちんと見極める必要があります。
愛猫のしぐさをよく観察して、愛猫の気持ちを見極めましょう。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2021年8月号『よくあるシーンの気持ちを解説 しぐさでわかる! 猫のGOOD or NOT』
文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。