猫と暮らす
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猫は「ツンデレ」のイメージが強い?理由は猫の習性にあった!|獣医師解説
でも、なぜ猫はツンデレなイメージが強いのでしょう? 今回は猫の「習性」に着目しながら、ねこのきもち獣医師相談室の濵口美香先生に解説してもらいました!
猫が「ツンデレ」のイメージが強い理由は…
「猫は元々、野生では単独で生活をしていた動物です。犬とは違い、集団で生活をすることはなかったので、周囲に合わせる必要がない生活を送ってきました。
そのため、自分のやりたいことをやり、やりたくないことはやらないという性格になったのです。
また、人間と生活していくにあたり、狩りの補佐など役割を持って常に一緒に行動していた犬に対し、猫は鼠を狩って満足して眠って…ありのままの姿でいるだけで人間の生活に溶け込んできた、ということも、現在でも気ままに過ごしているように見える理由のひとつだと思います。
」
ツンデレの猫が見せる行動例
「たとえば、名前を呼んでも気分次第で返事をしたり、しなかったり、あるいはチラリと見るだけなんていうこともあるように、そのときの猫の気分で反応がまったく違います」
「また、普段は喜ぶことをしているのに、喜んでいたかと思うと急に嫌がったりというようなこともあります。どれも飼い主さんにとっては、身に覚えのあることではないでしょうか」
ツンデレ猫に接するときのポイントとは
「ツンデレは程度の差はあっても、猫の基本的な性質です。犬のように、嬉しいことは常に嬉しいなどと反応するようにはなりません。
飼い主さんのほうで、愛猫が『今は甘えたい気分なのか』『かまってもいいのか』、サインをキャッチしたり様子から推し量ったりすることで、嫌がられる場面を減らしていくしかないでしょう」
「猫のほうから寄ってきたり、すりすりしてくるなど、愛猫のアピールの仕方を把握しておくといいと思いますよ」
気持ちよさそうにしていても、途中で拒否されることも!
「また、猫が喜んだり気持ちよさそうにしているからといって、漫然とスキンシップを続けていると、急に拒否されることもあります。
この場合も、そろそろ嫌になってきたというサインを必ず出しているので、スキンシップ中でも様子をしっかり観察しましょう」
愛猫が今どのように思っているのか、なにをしてほしいのか、してほしくないのかーー普段のスキンシップから感じ取れるようになるといいですね♪
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
編集/ねこのきもちWeb編集室
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