今回は、2匹以上の愛猫と暮らしている飼い主さんの“お悩みあるある”をご紹介!さらに、そんなお悩みへの対処法についても、動物看護師の小野寺温先生に教えていただきました。一緒に多頭飼いライフをのぞき見してみましょう!
お悩みあるある①“家が猫グッズだらけに”
おしゃれな猫ライフを思い描いてお引っ越しをしても、いつの間にか気付けばおうちが猫グッズだらけに、というお声が。猫が増えるほど、おもちゃや必要なグッズが増えてしまうものですよね。猫グッズがおうちの中を占領し、まるで猫の家にこちらが住まわせてもらっているような感覚に。
ちなみに、猫たちの居場所については、猫タワーと猫ベッドを兼ねた高さのあるケージを使うという手もありますよ、と小野寺先生。空間を上手に使って、愛猫にとっても飼い主さんにとっても理想的なお部屋を作っていきましょう。
お悩みあるある②“日々の掃除に追われる”
多頭飼いライフを送る飼い主さんの中には、いたずら防止のためにお部屋の片づけ、掃除にいつも追われているというお声も。何でもなめたり触ったりしてしまうという愛猫と暮らしている場合は、特にキッチンのお掃除が大変なようです。危険が多くあまり入ってほしくない場所には、入口に柵をつけるという手も。
お悩みあるある③“みんなが布団に乗ってくる”
愛猫たちに囲まれてゆったり朝寝をするのが理想だったけれど、愛猫たちが布団の上に乗ってくるので身動きがとれず、朝早くに起こされてしまうという、これぞ多頭飼いならではのお悩みも。一緒に眠れることはとってもハッピーなことですが、愛猫たちがポジション争いを行ったりと、飼い主さんにとってはゆっくり眠れない状況になってしまうようです。
小野寺先生いわく、警戒心の強い猫が乗る場所は安心できるところだけなんだとか。飼い主さんの上に乗って寝ているのは、「好き」「心地よい」という気持ちの表れのようです。
お悩みあるある④“夜中の大運動会が始まる”
迎え入れる前は物静かなコたちだと思っていたけれど、いざおうちに迎え入れてみたら元気爆発。夜中に愛猫たちが部屋中を走り回り、大運動会が行われることが恒例になってしまった、というお声が。こちらも多頭飼いだからこそ見られる光景ですね。
そんなお悩みには、寝る前にしっかり遊んであげることで夜中や早朝も深く眠れるようになるかもしれません、と小野寺先生はいいます。上下の動きをプラスした遊びを取り入れると、短時間でも運動量が増えるのでオススメなんだそうですよ。
多頭飼いだからこその幸せと大変さを味わって
今回は多頭飼いならではの“お悩みあるある”4選をご紹介しました。新しく家族が加わると幸せも大変さも同時に増えますね。上手にお悩みを解消しながら、楽しい愛猫との毎日を送っていきましょう。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学助教 動物看護師)
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『“想定外”が続出…! 猫との暮らし理想と現実』
文/一戸よしの
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。