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猫のウンチ、よく見たら血がついてる? 猫の危険なウンチの見きわめ方

猫が血便をしてしまったとき、病院に連れて行ったほうがいいのか判断に困ることも。そこで今回は、血便の種類を3段階の危険度に分けて解説します。また、血便の原因となる症状や注意すべき病気などについても見ていきましょう。

危険度【低】:表面に血が付着したウンチ

床に寝転ぶ白い猫
Baeg Myeong Jun/gettyimages
ウンチそのものはふだんと変わらない茶色で、表面にうっすら、もしくは鮮やかな赤色が付着している場合は、肛門近くから出血しているおそれがあります。
緊急性は高くないものの、放置して出血を繰り返すと治るまでに時間がかかるため、一度獣医師に相談しましょう。

危険度【中】:粘液と血が混じっているウンチ

うずくまるトラ猫
Mary Swift/gettyimages
血だけでなく、白や透明の粘液がウンチに混ざっている場合は、肛門近くの出血のみならず、腸に異変が起きていることも考えられます。
腸炎や胃腸炎、ポリープ、腫瘍、寄生虫やウイルスによる感染症などの病気のおそれもあるため、注意が必要です。

危険度【中】:黒っぽいウンチ

窓際に座っているラグドール
Julia Gomina/gettyimages
活性炭を含むフードや内服薬を服用した影響でウンチが黒くなることもありますが、タールのように黒々としている場合は、ウンチに血が混じって黒くなっているおそれが。
表面だけが黒い場合は、胆汁色素や腸内環境の影響、中まで黒くなっている場合は、胃や小腸など口に近い消化管の中で出血していることが考えられます。
原因によっては、発見時期にかかわらず死亡する確率が高いため、ウンチが少しでも黒いと感じたら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

危険度【高】:鮮やかな赤い色のウンチ

幸せそうに眠っている猫
ramustagram/gettyimages
液体状のウンチに血が混じっていたり、ウンチ全体をおおうように血が出ていたりするような、明らかな「赤い色のウンチ」は要注意。
大腸の前半部分からの出血や、先述したような危険な病気を発症している可能性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。

血尿でウンチが赤くなっている場合も

ウンチに血が混じっているのではなく、血尿がかかってウンチが赤く見えることもあります。血尿は膀胱炎や尿道閉塞などの病気を発症しているおそれがあるため、この場合もすぐに動物病院を受診しましょう。
猫のウンチは、愛猫の健康をチェックするためにも重要なものです。猫のトイレ掃除の際など、日ごろから猫のウンチをチェックする習慣をつけ、血便に気がついたら今回ご紹介した内容も参考に対処してあげてください。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の血便の原因は?危険度の見極め方や対処、予防法も』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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