猫と暮らす
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どこまでもついてくる…「ストーカー猫」の心理となりやすい猫の特徴
ストーカー猫の気持ちとは?
白山先生:
「猫が飼い主さんの後をついてまわるのは、お腹が空いていたり、遊んでほしかったりなどの要求を伝えるためと考えられます。また、かまって欲しいという甘えたい気持ちや、『何してるのかな?』などの好奇心が理由となるときもあるでしょう。
飼い主さんのそばにいたい、離れたくない気持ちや、なにか不安なことや怖いことがあるときもこうした行動をすることが考えられます」
ストーカー猫になりやすい猫の特徴
白山先生:
「子猫など、幼少期には飼い主さんを母猫のように慕ってついてくることが多いと思います。また若い猫の場合にも、遊んで欲しい、お腹がすいたことをアピールするためについてくることも多いです。そのほかにも、甘えん坊だったり人懐っこい性格だったり、また、好奇心旺盛など、猫の性格の特徴も考えられます。
飼育環境では、家の中に猫が入れない場所がある場合には、その場所に興味をもち、飼い主さんが中に入っているときには出待ちしていることもあるでしょう。
逆に引越しなどで環境が変わったなどの場合には、不安から飼い主さんについてまわることも。
そのほか、飼い主さんが猫の要求に応えすぎていたり、過度に甘えん坊だったりする猫の場合、飼い主さんから片時も離れられない状態になってしまうこともあります」
ストーカー猫の行動、そのままで大丈夫?
白山先生:
「猫に危険が及んだり、飼い主さんの生活に支障が生じたりしないようであれば問題はないかと思います。ついてきてほしくない場所や部屋がある場合は、ドアをきちんと閉めたり、ゲートなどを設けたりして必要な距離をとれるように工夫しましょう。
もし、不安そうに飼い主さんを待っていたり、急にべったりついてくるようになったりした場合には、何か猫にとって不安なことやストレスを感じていることがないか、飼育環境を見直すようにしてあげましょう」
ストーカー猫の行動を控えてほしいときには
白山先生:
「猫は、『一度入った場所にはまた入れる』と考えますので、入って欲しくない場所へは、絶対に猫を入れないようにすることと、入れないように環境を整えることが大切です。家族でもルールを統一しましょう。
また、ついてきて欲しくないところへ飼い主さんが入っているときには、ドアの前に猫がいたとしても声をかけたり相手をしたりしないようにしましょう」
――ありがとうございました!
取材・文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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