猫と暮らす
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猫の去勢手術・避妊手術はいつ受けるべき? 獣医師に聞きました
猫を飼い始めたら早い段階で考えなければいけないのが、去勢手術や避妊手術をいつ受けさせればいいのかということでしょう。今回はねこのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に、猫の去勢手術、避妊手術のタイミングについてお話を伺いました。
猫の去勢手術はいつ受けるべき?
――猫の去勢手術はいつごろ受けさせるべきでしょうか?
丸山先生:
「諸説ありますが、日本では一般的に生後6カ月前後で手術をおすすめする獣医師が多いように感じます。
オスの場合、おしっこをあちこちにかけてしまうマーキングや発情期特有の大きな鳴き声など、困りごとの対応のために手術に至るケースが多いようです。また、外に興味を持ち始めてしまうため脱走の予防目的、多頭飼育の場合のケンカ防止、性成熟後のオシッコの独特のニオイなども動機として多いでしょう」
丸山先生:
「諸説ありますが、日本では一般的に生後6カ月前後で手術をおすすめする獣医師が多いように感じます。
オスの場合、おしっこをあちこちにかけてしまうマーキングや発情期特有の大きな鳴き声など、困りごとの対応のために手術に至るケースが多いようです。また、外に興味を持ち始めてしまうため脱走の予防目的、多頭飼育の場合のケンカ防止、性成熟後のオシッコの独特のニオイなども動機として多いでしょう」
猫の避妊手術はいつ受けるべき?
――猫の避妊手術はいつごろ受けさせるべきでしょうか?
丸山先生:
「オスと同様に、生後6カ月前後で手術をおすすめするケースが多いかと思います。メスの場合は、マーキングや脱走などの危険は比較的少ないですが、オシッコのニオイの強さや発情期特有の大きな鳴き声などは発現することがあるため、それらのタイミングで手術に至るケースが多いように感じます」
丸山先生:
「オスと同様に、生後6カ月前後で手術をおすすめするケースが多いかと思います。メスの場合は、マーキングや脱走などの危険は比較的少ないですが、オシッコのニオイの強さや発情期特有の大きな鳴き声などは発現することがあるため、それらのタイミングで手術に至るケースが多いように感じます」
手術時期が前後した場合のメリット・デメリットは?
――去勢手術・避妊手術が早すぎる場合のメリット・デメリットはありますか?
丸山先生:
「これも諸説ありますが、未成熟で身体が小さすぎると、全身麻酔による身体への負担が大きく、臓器の成長を阻害してしまうおそれがあるという説もあります」
丸山先生:
「これも諸説ありますが、未成熟で身体が小さすぎると、全身麻酔による身体への負担が大きく、臓器の成長を阻害してしまうおそれがあるという説もあります」
遅すぎる場合のメリット・デメリットは?
――去勢手術・避妊手術が遅すぎる場合の、メリット・デメリットはありますか?
丸山先生:
「オスの場合、去勢手術をしないことで病気のリスクが高まることは多くありません。しかし一度発情期を迎えてしまうと、家の中で家具などにマーキングをしてしまったり、外への興味で脱走をしたりするケースなどが多いように感じます。
一方メスは避妊手術が遅かった場合、子宮や卵巣の病気、また乳がんという致死率の高い怖い病気の発生が増えてしまいます。オスもメスも、子どもを作る目的がないのであれば、去勢手術、避妊手術を受けさせることをおすすめします」
――ありがとうございました。
丸山先生:
「オスの場合、去勢手術をしないことで病気のリスクが高まることは多くありません。しかし一度発情期を迎えてしまうと、家の中で家具などにマーキングをしてしまったり、外への興味で脱走をしたりするケースなどが多いように感じます。
一方メスは避妊手術が遅かった場合、子宮や卵巣の病気、また乳がんという致死率の高い怖い病気の発生が増えてしまいます。オスもメスも、子どもを作る目的がないのであれば、去勢手術、避妊手術を受けさせることをおすすめします」
――ありがとうございました。
猫の去勢手術や避妊手術は、病気やさまざまなトラブルのリスクを減らすためにも有効な手段のひとつです。飼い主さんと愛猫が笑顔で暮らしていくためにも、獣医師に相談するなどし、どうすればいいのかしっかりと考えておきたいですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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