猫と暮らす
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ピンポンの音で猛ダッシュ!猫が来客を警戒する理由を獣医師に聞いた
今回、ねこのきもちWEB MAGAZINEではアンケートを実施し、来客時の愛猫の反応について飼い主さんに伺いました。ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生には、来客を警戒する猫への対策や慣れさせる方法を教えていただいたので、あわせて参考にしてみてくださいね。
愛猫は来客を警戒する?
では、猫たちは実際どのような反応を見せるのでしょうか。飼い主さんの回答を一部ご紹介します。
愛猫はどんな反応をする?
- 「インターホンが鳴るとすぐに2階に逃げて、デスクの下などに隠れてしまいます。親戚などが遊びに来ても、帰るまで降りてきません……」
- 「インターホンが鳴ると、毛を逆立てながら窓際に走って行って外を確認。様子見して、自分のいる部屋に来そうなら隠れます」
- 「重低音のうなり声をあげながら、猛ダッシュで2階へ駆け上がり、絶対に手の届かないベッドの下に隠れます」
- 「インターホンが鳴った途端にどこかへ行ってしまいます。その後に半分隠れて様子を見に来ますが、相手から声をかけられるとまた飛んで逃げます」
- 「人が入れない場所に隠れて息を潜めています。時間が経つと恐怖心より好奇心が勝るのか、様子を伺いに来ます」
- 「配達の人であれば部屋でのんびりとしていますが、人が家に上がってくる場合はほかの部屋に行ったり、家具の下に隠れたりします」
- 「インターホンの音が怖いらしく、2匹とも部屋の中に一旦避難しています。来客が家の中まで入って来る場合は大丈夫です」
【獣医師解説】猫が来客を警戒するのはなぜ?
――アンケートでは「インターホンが鳴ると急いで隠れる」という声が多く集まりました。なぜ、猫は来客時に身を隠すのでしょうか?
原先生:
「猫は縄張り意識が強く、自分のテリトリー(家)に知らない人が入ってくることを警戒します。このため、インターホンの音や知らない人の気配を察知したときには、本能的に安全な隠れ場所へ避難していると考えられます」
――猫が来客を過剰に警戒する場合、飼い主さんはどのように対策すればいいでしょうか。
原先生:
「猫が怖がっているときは、そっとしてあげるのが一番です。無理に引っ張り出そうとせず、安心して隠れられる場所を確保してあげましょう。来客からおやつをもらうなど『来客=いいことがある』と学習すれば、少しずつ慣れていく可能性はあります」
取材・文/柏田ゆき
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年11月時点の情報です。
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