猫と暮らす
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遊び時間のマンネリ、おもちゃを新しく買い換えずに解消するには?
新しいおもちゃを買っても、1ヶ月足らずで猫に飽きられてしまうケースや、時には飼い主さん自身が毎日遊びの相手をするのに疲れてしまうことも。飼い主さんも楽しめて、猫が再び興味を示してくれるにはどう工夫するとよいでしょうか?
猫ならではの“狩り体験”が飽きさせないコツ!
まずは、じゃらしおもちゃを動かしながら「チッチッチッ」と鳥のような声を出して気を引きます。猫が興味を示して“獲物”に見立てたじゃらしを追いかけてきたら、5回に1回は捕獲させるようにすると効果的です。
“獲物”を上手にキャッチできたら、ドライフードを1粒転がして食べさせます。狩りが成功するたびに、フードを与えることで捕まえた“獲物”を食べた気にさせるのです。飼い主さんがじゃらしおもちゃなどを、本物の獲物のようにリアルな動きで遊ぶのもポイント!猫に気分を存分に高めましょう。
いつものおもちゃに身近なものをプラスして刺激アップ
部屋の家具を活かして、家具のすき間からじゃらしおもちゃをチラチラと見せるように遊ぶのも手軽な方法。チェストやソファの脚の向こう側からじゃらしおもちゃを入れて、じゃらしが見え隠れするように動かすとよいでしょう。カーテンの裾を使っても充分に遊べます。
身近な紙袋にひと手間加えるだけでも、重宝する遊び道具になりますよ。紙袋の底に直径3cmほどの穴を開けたら、外側からじゃらしおもちゃを差し込んで出し入れしてみてください。袋の中の“獲物”に猫が興味を持ったら成功です。段ボール箱でも同じように遊べます。
猫タワーを活用して「上下運動」で遊ぶ!
おもちゃの数が少なくても、遊び方を工夫するだけで猫にとっては新鮮な遊びに感じられるはず。また、飼い主さん自身もいつもと違う動きで遊ぶことで飽きにくくなります。マンネリと感じ始めたら、ぜひトライしてみてください。
出典/『ねこのきもち』2018年2月号「マンネリ解消しよう!」(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺 温先生)
文/阿部康子
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