1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 飼い始め
  5. 暮らし始めは「距離感」に注意 猫との暮らしが始まったときに起こりがちなトラブルは

猫と暮らす

UP DATE

暮らし始めは「距離感」に注意 猫との暮らしが始まったときに起こりがちなトラブルは

猫を飼い始めたとき、思いもよらぬトラブルが起こることがあります。特に初めて猫と暮らす人には戸惑うこともおおいでしょう。今回は、フードを食べないとき、おなかを壊してしまったとき、威嚇され続けてしまうときの原因と対処法について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお聞きしました。

飼い始めの猫がフードを食べないとき

マンチカンロングの福太郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ーー用意したフードを食べない日が続くと、猫の体が心配になってしまいます。飼い始めの猫がフードを食べない原因には、どのようなことがあげられるでしょうか。

岡本先生:
「新しいおうちにやってきて環境が変化したことにより、猫の警戒心や不安感が強くなったためだと考えられます」

猫が安心できる時間帯を作る

ーー環境の変化に戸惑っているのですね。猫が安心してフードを食べられるようにするには、どのようにしたら良いでしょうか。

岡本先生:
「ケージに目隠しをして、人の気配を感じない時間帯を作ってあげると良いでしょう」

ーーなるほど。猫が落ち着き安心できる時間を作るのですね。飼い始めは猫をかまいがちになるので、意識的に気を付けていきたいですね。

おなかを壊してしまったらどうする?

茶トラのサクラくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ーー飼い始めにおなかを壊してしまうことが多いかと思います。どのような原因が考えられるでしょうか。

岡本先生:
「ストレスによる腸炎の可能性があります。また、保護猫の場合は、寄生虫に感染している可能性も考えられるかもしれません」

ーーおなかを壊してしまった場合、どのように対応すれば良いでしょうか。

岡本先生:
「可能であれば、すぐに動物病院を受診しましょう。それが難しい場合は、猫の便を動物病院に持参し、検査と薬の相談をするのがいいでしょう」

飼い始めは距離感に注意して

ブリティッシュショートヘアの丸虎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ーー飼い始めに威嚇されてしまう状態が続いた場合、何か原因があるのでしょうか。

岡本先生:
「警戒心の強い子であったり、そのコにとって距離の縮め方が急だったのかもしれません」

ーー飼い始めは距離の縮め方が難しいと思いますが、猫の警戒心を解くためにはどのようにしたらいいでしょうか?

岡本先生:
「まずは威嚇されない距離で過ごし、飼い主さんや家族の存在に慣れてもらうようにしてみてください」

ーー猫が威嚇しない距離が、猫にとって飼い主さんとの快適な距離感だということですね。焦らず猫のペースを見守ってあげたいです。ありがとうございました。
今回は、猫との暮らしが始まったときに起こりがちなトラブルの原因と対処法について教えていただきました。家に来たばかりの猫は警戒心が強い場合があるので、安心できる環境をつくり、適度な距離感が大切です。また、おなかを壊したときは、なるべく早く動物病院に相談しましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/平岡紗季
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る