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あの手この手で甘えてくる!猫が甘えたいときに見せるサイン5つ

猫は飼い主さんに甘えたいとき、あの手この手を使って「かまってほしい」「なでてほしい」と気持ちをアピールしてきます。そこで今回は、猫が飼い主さんに甘えているときに見せるしぐさについて、帝京科学大学准教授の加隈良枝先生に伺いました。

(1)人に向かって鳴く

鳴きながらおねだりするキジトラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
もともとは、子猫が親猫に対して世話を求めるときに鳴き声を使います。子猫なので、「ニャー」よりもややか細い「ミャア」といった鳴き声になりますが、この鳴き声を聞くと成猫が反応するという習性があるようです。

その名残で、成猫が人に向かって鳴く場合はお世話、とくにゴハンやおやつ、遊ぶ、なでるといった、猫がしてほしいことをねだっていることが多いようです。人がそれに応じることが多いと猫は学習し、人の関心をひくために鳴くようになるのです。

(2)のどをゴロゴロ鳴らす

のどをゴロゴロ鳴らすアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫がのどを鳴らすのは、おもに心地よいときといえます。リラックスしているときやうれしいとき、自分の好きなこと、たとえば、なでられることを期待しているときものどを鳴らします。

また、母猫が子猫に授乳するときも、心地よいからか、母子ともにのどを鳴らすことがあるようです。好きな人のそばで気持ちいい、あるいは何かいいことが起こることを期待してのどを鳴らしているのです。

(3)飼い主さんの体に触れる・すりつける

チョンチョンと触ってくるマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫が飼い主さんの体に触れたり、スリスリと体をこすりつけたりするのは、それをすると飼い主さんが関心を向けてくれて、好きなことをもたらしてくれると学習しているためです。触れること自体が親和行動といって、相手との友好的なコミュニケーション方法です。安心しているサインでもあります。猫がおなかを見せるのも、安心している証拠です。

なお、ほほやしっぽをすりつけるのは、物理的な皮膚への刺激を求めてのこともあります。こうした部位はこすりつけたり、なでられたりすると、その刺激が気持ちよく感じるしくみになっています。

(4)一緒にいようとする

足にくっつく茶トラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は飼い主さんと一緒にいることが当たり前になると、飼い主さんについて歩いたり、待ち伏せしたりすることが増える場合があります。たいていはゴハンや遊びなどを求めており、飼い主さんもそれに応えるので、習慣化しているケースも。

猫の離れたがらない様子はいじらしく、かわいらしいですが、飼い主さんがいなくなると粗相をしたり、鳴き続けたりする分離不安症にならないよう注意しましょう。猫が甘えてきたときに思いっきり甘えさせる一方で、ふだんから留守番させるようにするなど、飼い主さんと離れる時間もつくっておくと安心です。

(5)じっと見つめてくる

じっと見つめてくる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫同士がじっと見つめ合うのは「威嚇」のサインですが、猫が飼い主さんをじっと見つめるのは「要求」のサイン。そうした行動をとると飼い主さんが反応するということを、猫が学習しているためです。

見つめるとなでてくれる、遊んでくれるなど、自分にとってうれしいことを飼い主さんがしてくれるので、そうした欲求を満たしたいときにじっと見るという行動をとるのです。安心できる飼い主さんがいるからこそする、飼い猫特有の行動ともいえるでしょう。
愛猫から甘えてきてくれると、飼い主さんもうれしいですよね。愛猫からの甘えたいサインを見逃さず、しっかり受け止めてあげましょう。
お話を伺った先生:加隈良枝先生(帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授)
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『あなたに可愛がってほしいからあの手この手で♡甘えん坊な猫たち』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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